ウオークメイト(歩友会)藤沢市後援 六会・善行の景観をあるく |
2013年 07月27日(土) |
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天気:晴れ参加者:104名 距離:10km |
コース:六会日大前駅(六会景観1)→亀井神社の境内(景観5)→多摩大学脇→馬渡橋→引地川右岸→石川岡田橋(景観3)→自性院→天神公園(休憩) →石川丸山谷戸(善行景観5)善行中学前→日大実習センター内→日大バラ園手前 (解散) |
六会景観1前の仲良し3人組 | 地域の氏神、亀井神社 |
多摩大学脇の緑陰の道 | 横須賀水道管アーチ橋 |
石川岡田橋のカタツムリの欄干 | 天神公園で一休み |
石川丸山谷戸の小径 | 森の中を下ると横から日差しが |
石川丸山谷戸全景 | 谷戸を出て再び坂道 |
ここが藤沢かと思わせる風景 | この花は何でしょうか |
オオタカが棲むと言う森 | サイロがある実習センター |
朝方、雨が降り出しそうな気配であったが、出発時には今日も猛暑を伺わせるお天気となった。9時15分、六会日大前駅デッキ下をスタート、住宅地を抜け、幅2m余の名もなきような小川に沿って北に進むと亀井神社、地域の氏神である。ここで一休み。亀井野の地は、昔、源頼朝の狩場だったともいわれ、広大な原野であった。源義経の四天王の一人、亀井六郎が亀井神社の地に不動堂を建立したとされる。参殿の左側に延宝5年(1677)に建てられた経塚があった。 神社を後に、多摩大学グローバル学部(元湘南国際女子短大)の横を通って引地川左岸に出る。ちょっとした緑陰の道は体力の消耗を防いでくれる。馬渡橋(まあたりばし)を渡り右岸へ、日差しを遮るものはない。時折、川面を渡る風が心地よい。川の水は満ち溢れていたが、農業用水取水のためのダムがあったからだ。「よく見て、水止めがラバーでしょう。水量に応じで調整出来るんですよ」と物知りの御仁が言った。何が釣れるのか、川中で太公望が一人、竿をたれていた。「見てごらん、ボラがここまで遡上している」とまた御仁が言った。 引地川を跨ぐアーチ状の横須賀水道管、山田橋、稲荷橋、そして、ゆっくりウォークの旗のモチーフとなったカタツムリの欄干のある石川岡田橋を渡って左岸へ。橋から望む自性院の遠景は景観3である。その自性院(浄土宗)の前で小休止。このお寺は地頭中根七左衛門が妻、自性院殿(戒名)を弔うため、慶長16年(1611)に建てた。一族の中根貞次は徳川秀忠に仕え、大阪夏の陣で活躍したという説明板があった。 天神公園でトイレ休憩、少し長めの休憩をとり、本日のハイライト、石川丸山谷戸へ向かう。新興住宅地を通り抜けリーダーでなければ分からない入口を入ると森の小径があった。薄暗く蚊が多い森の中、一列になって足元に注意しながら下りて行くと、やがて光が左手から差し込み、斜面の水を集めた小川が流れ稲田があった。地域の人があぜ道の除草をしていた。「蛍が観られます」という案内板があった。これが藤沢三大谷戸の一つ石川丸山谷戸、善行地区景観5であった。 さらに素晴らしい景観が我々を待っていた。谷戸の先、坂道を上って行くと、左手にこれが藤沢なのかと思わせる景観が展開した。遠方の斜面はブドウ畑であろうか、その背後は森である。この森にはオオタカの棲息が確認されているという。畑地を下っていくと、学校給食調理場、現在は使われていないようだ。その角を曲がると、ランドマーク日大の校舎が見えて来た。易しい人もいるかもしれないが日大目指して頑張ろう。横須賀水道道路に出て、サイロのある日大実習センター内を一周して、バラ園の手前、レバノン杉の大木の下でお昼前に解散となった。夏休み、子供の参加を期待して、企画ウォークであったが、子供の参加は保護者への理解と魅力ある内容が求められる難題である。(八柳 修之) |