ゆっくりウオーク
杉山検校の道
2013年
10月24日木)

天気:曇り後小雨 参加者:220名 距離:途中で解散約4km(予定10km)
コース:御殿辺公園→遊行寺内真徳寺→藤沢市役所新館脇→藤沢駅→奥田公園(雨のため解散)
御殿辺公園 出発式 遊行橋
遊行寺 総門 真徳寺境内 道標(小さい石柱)
交通の要所の藤沢橋交差点を渡る 藤沢市役所新館横 道標
イトーヨーカ堂脇 奥田公園 雨が降り出し解散

写真:石井

 江戸時代に管鍼術(ハリ治療)を創始した杉山検校が、江の島弁財天を参詣する人々のために道標を設けた。今は移設されて残された道標を、訪ねて江の島までのウオーク。
台風27、28号の影響で早くから、雨模様の予報が出されていたが、今朝は曇り空ながら雨は降っていない。あいにくの天気予報にもかかわらず200人以上みなさんが、御殿辺公園に集合した。

10時過ぎに出発、市民病院前を通り境川沿いに出て、朱色の遊行橋を渡り遊行寺は総門から入る。参道(いろは坂)の途中にある赤門の真徳寺の庭先に、地面に埋もれたような道標(「ゑ能し満道」の能のところで折れた上部)がありスタッフが案内しなければ気がつかない。この道標は一説によれば、かって大鋸橋(遊行橋)の袂に江の島神社の鳥居があり、江の島道の入口であった。この鳥居の脇にあったといわれている。
藤沢橋を渡り、境川沿い行きグランドホテルの前から藤沢市役所に入り、歩道橋を渡ると左側に2基の道標が記念碑として置かれていた。案内板によると、江の島弁財天道標(12基)は、市指定重要文化財(建造物)になっている。

藤沢駅の地下道を潜り、おなじみの奥田公園でトイレ休憩をとる。とうとう小雨が降りだし風もある。雨具とりだし準備していると、スタッフからここで解散と告知があり、1時間余りのウオークが終わり、藤沢駅に向かった。
杉山検校の道(江の島道)は、これからが本番で多くの道標が残っている。残念だが次の機会に期待しよう。(石井邦敏)