ウオークメイト(歩友会)藤沢市後援
わがまち ふじさわの景観130景を歩く
 辻堂の景観めぐり
2013年
10月28日月)

天気:快晴 参加者:126名 距離:9km
コース:駅前町公園→辻堂駅と駅前商店街(景観10)→旧鎌倉街道と歴史ある街並み(景観9)→宝泉寺・諏訪神社→せりだした松と調和した街並み(景観5)→作橋→引地川緑道→長久保公園(景観6)→線路沿いの桜並木(景観7)→辻堂駅北口デッキからの富士山(明治1)
これも景観辻堂商店街 白壁のある旧家
この家も旧家 一番人気のY家
諏訪神社 せりだした松
なまこ壁の家 作橋
カワセミがいました 長久保公園
消えた桜の並木道 宝珠寺

写真:八柳

今秋一番の朝の冷え込みとのことであったが、珍しく朝から快晴、辻堂駅前町公園にはウォークメイト始まって以来の参加者があり、好天の下、ウォーキングを楽しんだ。
元気のよい掛け声の下、入念なストレッチを行い、10時15分出発。辻堂駅から辻堂駅前東商店街へ。近年、北口が再開発されモールなどが出来て人の流れに変化が見られるが、これを食い止めようと言ものであろうか、景観に選定されている。
昭和通りから旧道に入る。京・鎌倉往還道を訪ね歩く人のために番号表示の案内がある。所どころに土蔵がある旧家が見られるが、なんと言っても一番は景観パンフレットにもあるY家であろうか。写真を撮る人が多かった。(景観9)
旧鎌倉道は大平台を通り、作橋(旧)を渡り片瀬方面に向かっていた。

景観に選定されていないが、宝泉寺・諏訪神社の前を通った。宝泉寺は午後訪れる宝珠寺(北の寺)に対して「南の寺」として地域の人に親しまれ、古くは辻御堂と呼ばれ辻堂の地名の由来になったとも言われる。神社の鐘楼、鳥居が寺の境内にあって、神仏混淆の風景を今に残していた。
辻堂小学校へ向かう道で、右に曲がり脇道に入った。道路上にせりだした松が一本残っていた。添え木しないと台風で折れてしまうのではないかと心配になってしまうが、車が通れなくなるから簡単には出来ないようだ。(景観5)
かつて、農作業のために造られた引地川に架かる作橋、欄干には鳩のモニュメントが睨みを利かしていた。右岸を川沿いに遡る。途中、信号の関係か川沿いの緑道から離れたのは残念であった。11時半少し前、長久保公園に到着。カワセミと花の名所(景観6)で、何度も訪れる所であったが、初めてカワセミを見ることが出来た。
12時まで昼食休憩。13時から完歩表彰・ウォーキング教室があった。昨年の5月スタートしたスタンプ帖による「ふじさわの景観130景を歩こう」は、本日始めて100景観歩者が10名出た。スタンプ帖がシールで埋まって来ると、ますます130景観歩したくなるものだ。

午後は東海道線沿いの桜の並木道(景観7)を通ったが、スマートタウン開発のため桜の木は見る影もなく伐採されていた。せめて桜を残す形で開発できなかったであろうか。
最後は、北の寺宝珠寺と天王山(景観8)、真言宗のお寺、創建は文治年間(1185〜90)と古い。境内には市指定文化財の庚申供養塔、四国八十八箇所のミニ版がありましたが歩きましたか。この後、辻堂駅北口まで歩き解散。辻堂駅北口デッキから富士山は明治の景観1であるが、シークロス開発のため富士山はもう観られない。2010年、藤沢市市制施行70周年記念事業の一つとして選定された景観130景は次第に消えて行く。ともあれ、お天気に恵まれよいウォークが出来たことと思います。(八柳)