ゆっくりウオーク
いちょうとメタセコイアの紅葉
2013年
11月27日水)

天気:晴れ 参加者:389名 距離:10km 14km
コース:円行公園→藤沢北警察署前(銀杏並木)→遠藤東交差点→秋葉台運動公園→慶応大学(メタセコイアの並木)→茅ヶ崎里山公園(昼食)→文教大学バスターミナル(10kmゴール)→浄見寺→せせらぎ公園(14kmゴール)→JR香川駅

朝日うけ出発式 いちょう並木を行く
秋葉台公園のメタセコイア 明るい日差しの中
 メタセコイアの並木 落ち葉を踏んで
やっぱり富士山はいい! 自然のまま里山公園
芹沢池のすすき 里山公園を出発
紅葉を求めて 浄見寺手前の秋色

写真:藤井

朝の陽が斜めに差し、紅葉の葉が残る木々、その陰が長く尾を引く円行公園に、色とりどりのザックを背に多くのウオーカーが集まった。黄色のハンドマイクを片手にチーフがコースの説明をする。3班に分けての出発である。

 円行公園を出て、藤沢北警察署前まで来ると車がひっきりなしに走る道路に出た。ここには両サイドの歩道にイチョウ並木が続く。まだ寒さが足りないのか色づきが少ない。街路樹であるが故に枝が短く剪定されていた。その下を整然と2列歩行は続いてゆく。ところどころ黄色くなった並木を過ぎると、秋葉台運動公園だ。大きな銀色のドーム屋根が木立の間から姿を見せていた。その手前の道路脇にのびのびと背が高く大きく枝を張った黄金色のイチョウが表れた。紅葉を求め歩く心が浮き立った。

 秋葉台運動公園での広さにメタセコイアの茶色が青空に目立つ。休憩を済ませ、公園を出ると広々とした畑の遠望に富士山が見えていた。やっぱり日本人は富士山を見るとホッとするものだ。やがて慶応大学前のバスターミナルを過ぎると道路中央分離帯にメタセコイアの並木だ。背の高いメタセコイアを眺めながらの歩き、ふと足元を見ると歩道いっぱいに落ち葉がたまっている。落ち葉の絨毯を踏んで靴底の感触をあじわう。
 小出川まで出てくると、田畑が広がり、ここでも姿よく富士山が見られた。鉄塔の隙間から、あるいは小高い丘の脇から姿を現し、足を止めてカメラを構える人がいる。すでに富士山が後ろになると、県立里山公園の入口に着いた。

 出来て一年目の「里の家」に到着した。晩秋の陽を受けた前庭に大きなケヤキの木、真ん中に古井戸、ベンチに腰掛け日だまりを楽しんでいる人達、トイレを利用する人、立ち止まって談笑する人々、一気に賑やかになったようだ。「畑の村」から「谷戸の村」へと歩行が続く。「谷戸の村」に「芹沢の池」がある。池の手前から逆光を浴びて銀色に輝くススキに目を奪われた。雑木林を抜けパークセンターがある「山頂の村」に着いて昼食となった。

 午後は“ゆっくりウオーク”の10kmで終わる人と、もう少し歩いてJRの駅まで行く人に分かれた。二班に分かれてのスタートで、公園を出ると細い道になり文教大学の運動場脇から正門に出た。正門脇には色づいたメタセコイアの木と雑木の紅葉。そして奥にレンガ色の校舎が並び、絵のように写った。文教大学バス停で10kmコースはゴールとなる。JR香川駅までのコースは更に進み、ひんやりした森の中に足を進めると建彦神社があり神殿の両脇に大イチョウが黄色く色づいていた。次ぎに浄見寺にゆき、県の天然記念物に指定されているオハツキイチョウを見に行った。葉の上に銀杏が接して実になる珍しいイチョウだというが、遠目には分からない。そして、せせらぎ公園で解散となりJR香川駅へとそれぞれが向かっていった。温かい日差しの中、気持ちの良い気候であった。(藤井誠)