ウオークメイト(歩友会)藤沢市後援
わがまち ふじさわの景観130景を歩く
 長後地区の景観めぐり
2013年
12月12日木)

天気:快晴 参加者:136名 距離:10km
コース:長後公園(スタート・景観1)→鎮守の森天満宮(景観5)→長後憩いの森(景観4)→長後のくだもの畑(景観7)→長後市民センター悠久の桜(景観3)→長後遊歩道(景観6)→七ッ木神社(景観9)→門と生垣の散歩道→大山を望む東口通り(景観10)→長後駅(解散)
長後公園集合 長後天満宮
刈り取りが済んだ田圃 こんな家 建築許可は?
長後憩いの森で休憩 収穫が済んだ梨畑
永明寺付近の生垣 長後市民センター ウォーキング教室
長後遊歩道  七ッ木神社
門と生垣のみち ここが、景観10で〜す

写真:八柳

 集合は長後駅西口から5分ほどの長後公園、どこにでもある小公園であるが、なぜか景観1である。春時は桜が咲き綺麗なそうだが、今は景観らしき風景といえば黄色く色づいた銀杏が一本立っているだけだった。お祭りや集会に使われ、地域の人々に親しまれているからであろうか。それにしては、ゴミが散乱していたのでスタッフ2人が出発後、残って掃除をしたとのことである。

10時20分出発。15分程歩き、最初の目的地、ちょっと高台にある長後天満宮に到着した。(景観5)長後は古くから開けた所で平安時代末期には桓武平氏の流れをくむといわれる渋谷重国が治め、その館が天満宮付近にあったとされている。拝殿の脇に市指定文化財の古い石灯籠や狛犬があり、関心のある人が興味深く眺めていた。高台を下ると眺望が開け、刈り取り後の田圃が広がる。小川沿いの径をしばらく歩き、引地川を渡ると再び高台となる。
山王添という地区を通り、企業秘密なのか防菌のためなのかネットが張られ、覗くのもままならぬサカタのタネ圃場を横目に長後憩いの森公園(景観4)に着いた。夏の季節、花が咲く頃に葉(歯)がなくなることから、そう名づけられたという姥百合が咲くと言うが、今の季節は杉木立があるだけである。トイレ休憩。寒い時期ともなり時間がかかった。この後、藤沢市と綾瀬市の市境の道を長後方面、南へ下って行く。油研工業の広大な敷地脇を通ると、藤沢総合高校が見え、収穫が済んだ果樹園が続く。長後のナシは有名だが、ナシ以外無しではなくブドウ、柿、キウイなども栽培されているというが、今は枯れ木状態。

永明寺前の50〜60mもある生垣のある街並みは、景観10選にも選ばれても可笑しくない。12時過、長後市民センターに到着(景観3)。12時45分までランチタイムとなる。この長後市民センターの桜は景観になっている。昭和31年に出来た長後支所の完成を記念して植えられたソメイヨシノが樹高10m、幹回り2.5mとなり、長後のシンボルツリーとして地域の人々に親しまれていると案内があった。
一日に何歩歩けばよいか、ためになるお話のウォーキング教室があって1時過ぎ出発。四季折々のお花畑(景観2)は、四季の花は無く通過。かつて灌漑用水であった跡にできた湘南台と大和をつなぐ遊歩道(景観6)、467号線高倉中学の信号を渡り、境川方面へ下っていくと七ッ木神社(景観9)であった。この神社は来年の企画となるサバ神社シリーズの一つである。神社の鳥居は「両部型」と言われる珍しいものなそうで、真言密教の神仏習合思想に基づいて考案されたものという。

高倉中学脇境内から下っていく小道は初めて通る道、哲学の道とも呼んでいるとか。下って境川に隣接して風格のある門構えと生垣のある家の前(景観8)を歩き、高倉憩いの森の中を突き抜け、長後駅東口通りへ。長後は旧大山道の宿場町として栄えた町、古い道路が残っていたが、整備して大通りにしたものとか。(景観10) 長後駅東口で流れ解散。すっきりと晴れた空、風もなく小春日和の下、長後の景観10景すべてを歩いたみなさん、よいウォークが出来たものと思います。(八柳 修之)