ウオークメイト(歩友会)藤沢市後援
わがまち ふじさわの景観130景を歩く
 藤沢地区の景観めぐり
2014年
02月27日木)

天気:曇り 参加者:95名 距離:8km
コース:藤沢駅北口サンパール広場→市役所周辺の桜(景観1)→旧江の島沿い(景観2)→藤沢橋→時宗本山遊行寺(景観3)→遊行寺坂→旧モーガン邸跡(景観4)→翠ヶ丘公園(解散式)→横須賀水道みち(景観6)→大清水境川あじさいロード(景観6)→御殿辺公園→白旗神社(景観9)→藤沢本町駅

景観観歩者に対する市の表彰 今年が見納めになるか市役所側土手の桜
 旧江ノ島道沿い 元米穀商の土蔵 遊行寺いろは坂 48段数えましたか
遊行寺 大銀杏 遊行寺坂を上る
玄関のみ残るモーガン邸 翠ヶ丘公園
横須賀水道みち 大清水あじさいロード

写真:八柳

リーダーから出発に当たり、お昼頃から雨が降るという予報なので、コースを短縮してお昼前に終了したいという案内があった。11月以降、60景観歩者6名、100景観歩者7名に対する藤沢市の表彰、高田さんの解説付きストレッチがあって10時15分出発した。

467号線を横断する連絡橋を渡ると市役所旧館、老朽化に伴い2015年には建替えられ17年にはオープンされると報道されている。郵便局側の歩道橋から見る旧館斜面の土手の桜は景観1、工事に伴い残されるであろうか。
遊行寺通りは旧江ノ島みち、商店街はあまり活気がみられない。そんな中、元榎本米穀店は、店舗の両側に袖蔵を持つ昭和初期の建物で景観2、現在は蔵前ギャラリーとして地域の歴史と文化を発信する場となっている。
藤沢橋の交差点を横断、なまこ壁づくりの大気汚染観測所の前には、藤沢宿の案内看板が新設されていた。赤橋を渡り、遊行寺惣門(通称黒門)をくぐり、いろは坂を上って、遊行寺、大銀杏の下へ。(景観3)この先トイレがないので休憩。本堂左手の建築中の建物は地蔵堂であった。途中、先日の大雪で大木が無残にも倒れていた。小栗坂を上って長生院前から国道30号線遊行寺坂へ。
一里塚跡があった筈であったが、案内板を残すのみとなっていた。

遊行寺坂は箱根駅伝の難所の一つ、遊行寺坂上という交差点が坂道の分岐点、バス停みどりが丘、手前から3〜4分入った所に旧モーガン邸跡(景観4)があった。休日しか開放していないが、今日のウォークのために関係者が開いてくれたものであった。関係者から簡単な説明があったが、丸ビルや郵船ビルなどを設計した米人建築家J・Hモーガンが1931年、ここ大鋸に2000坪の土地を得て、オレンジ色の屋根瓦をした平屋建ての別荘が建てられた。
その後、幾人かの手にわたり、最後は日本ナショナルトラストが管理していたが、2007年5月と2008年の連続、不審火による火災に遭い、僅かに玄関口を残すのみとなった。再建計画があるようだが資金難に悩んでいるという。

モーガン邸跡を後に、今度は30号線を下って、遊行寺の裏側に当たる翠ヶ丘公園で解散式。その後、横須賀水道みち(景観5)に出た。この道は旧海軍が愛川町半原から横須賀市逸見まで約53kmにわたりほぼ直線状に水道管を敷設、別名、水道道路、海軍道路とも言われるみちの一部である。善行方面へ直線上になっていることが見渡せる。

みちを下ってバイパスの下を潜り、大清水小学校脇、境川左岸の大清水橋に出た。ここから下流の鷹匠橋までの間、両岸約400mは地域の人、学校、家庭の三者連携によってアジサイが植えられ管理されている。季節の頃、アジサイロード(景観6)は是非一度訪れ観ていただきたいところである。
鷹匠橋を渡り、御殿辺公園で流れ解散、まだ白旗神社(景観9)を訪れていない人は立ち寄り、小田急藤沢本町駅へと向かったようだ。(八柳修之))