夜来の雨も上がって、暖かい春の陽気に包まれたウォーキング日和になった。3月のゆっくりウォークは「大庭城址の桜」。日大キャンパスや大庭城址に花の春を訪ねる企画である。六会駅前公園には好天に恵まれて350人ものウォーカーが参加してくれた。出発式のあと10時過ぎに3班に分かれてスタートした。
広い日大キャンパスの外周などを彩る桜はまだ開花したばかりである。花の季節のウォークは難しい。満開まであと4，5日かかるか。小田急線をわたると日大藤沢高校のグラウンドで野球部が元気に練習中であった。キャンパスに入っても桜はちらほらだが、あづき色のタイルが美しい瀟洒な図書館付近では枝垂れ桜が咲いていた。カリンやハクレンも春らしく、青空を背景に美しかった。
この例会と、4月3日「御幣（おんべ）公園の桜」を対象にして、毎年恒例の「俳句でハイク」を催している。「さくら」「春」を季題にしたので、皆さんがこのあたりから詠んでくれるかな・・と期待した。
日大西門を出て農場（実習センター）を周回後、天神公園につくと、膝元にユキヤナギが群生している中で、コブシやハクレンが満開であった。ここでトイレ休憩のあと石川へ出たが、山裾は道路工事中で歩けず、農道を歩いて引地川親水公園に向かった。引地川や畑をわたる風の香りに春が感じられた。引地川親水公園の桜もようやく蕾が膨らんでき頃だが、散策路はすっかり春の陽気で皆さん気持ち良く歩いた。珍しい御衣香桜もまだ緑っぽい蕾である。城下橋をわたり大庭城址公園へ向かう。大庭城址公園には、細い階段を一気に駆け上り、予定通り12時過ぎに到着した。暖かい日差しのなかで昼食を食べた。花の広場では紫モクレンが満開。またハクレンやレンギョウ、真紅のシャクナゲがきれいだった。
12時45分出発。一路辻堂に向かい、2時頃に明治公民館前で流れ解散となった。（川澄武雄）
|
