御幣公園の 
2014年
04月03日木)

天気:小雨 参加者:187名 距離:11km
コース: 奥田公園→遊行寺→滝川の枝垂れ桜→御幣公園→柄沢公園→天嶽院→若尾山公園

小雨の中で出発式 境川堤を進む
水越さん(左)と中村さん 遊行寺 トイレ休憩
滝川のしだれ桜 御幣公園も満開の桜だった
天嶽院 カラフルな傘の列が続く 参道 若葉や苔がきれい!
ご住職から法話を聴く 若尾山公園からゴールへ

写真:川澄

 3月の<大庭城址の桜>に続いて花見ウォークの第2弾である。今回は御幣(おんべ)公園など藤沢市東部の社寺、公園に桜を訪ねる。しかし残念ながら未明からの雨がのこり、小雨、霧雨の中のウォークとなった。
9:30から市民会館前の広場で出発式。雨模様なのでコースを短くし、遊行寺〜御幣公園〜天嶽院〜若尾山公園とした。悪天候に拘わらず187人ものウォーカーが集まった。前回に続き「俳句でハイク」の2回目である。

 9:50 3班に分かれて出発。スタート直後の境川堤はソメイヨシノの並木がちょうど満開であった。遊行寺参道の両側の八重桜はまだ蕾だったが、境内の桜は良く咲いていた。感応院の横を流れる滝川のしだれを見て御幣公園に向かう。御幣公園は見事に満開だった。霧雨のなかで小鳥たちの鋭い鳴き声が、花の内から聞こえていた。樹々の下は花が散って薄い桜色で埋められていた。
 今日の参加者に「弘前歩こう会」の水越正雄さんという方が参加され、百名山完登の中村弘道さんと歩いておられた。お二人は岩木山や岩手山を一緒に登ったらしい。水越さんはもともと生粋の横浜ッ子でナイスガイだが現在は弘前住まい。お祖父さんが日露戦争に出征したといわれ驚いた。急に「坂の上の雲」の歴史の世界に引き込まれた。

 柄沢公園から天嶽院に向かった。天嶽院(真言宗)の落ちついた静かな雰囲気は、いつ訪ねても気持ちが良い。小田原北条氏ゆかりの名刹である。仁王が立つ茅葺きの山門を潜ると、小雨のなか紅葉の若葉が頭上を覆い、参道の両脇は美しい苔で埋まっている。苔は明るく発光しているかに見える。雨にもやっている花々が少し寂しく見えるのに比べて、黄緑色の苔は逆に生きいきとしている。これも天嶽院の素晴らしさであろうか。

 今回のウォークのなかでご住職のお話を聴く、というチャンスがあり、ウォークに参加した人の内、40人ほどが本堂に上って法話を聴いた。それ以外のウォーカーは若尾山公園に向かい、市役所本館横でゴールした。12:30であった。(川澄武雄)