第10話
競技者のトレーニング  (3)

江尻 忠正
競技者のトレーニング
 競技者の目的=競技会で勝つこと、記録を出すこと=自己能力の兆戦

 競技は無差別=身体の大小、生活環境や練習条件など一切競技とは無関係

日頃のトレーニングは日常生活の中で、環境に対応した経験を積み上げで、常に競技に出場できる常態に維持することにあります。
左から2人目筆者

競技会はトレーニング成果発表の場=競技会で高い満足度を得ること。
勝てる身体ずくりは精神力と体力を活かした個性的なトレーニング(人まねでは成果が出ない)を積んでも競技で日本人が欧米人に勝てないのは、身長や体力差以上に、身体づくりの歴史や考え、取り組みの違いに起因することが大きいように感じます。       

欧米=「足の文化=遊牧・狩猟民族」
日本=「手の文化=農耕民族」

トレーニングに取り組みについて、その一部を紹介しますと
* 強歩、急歩、速歩、緩歩を交えたトレーニングで、歩幅の拡大と単位時間での足の振り出回
   数のアップ、スピード練習、長距離の持久練習を繰り返し確認。
* 競技生活の継続には、リズム、バランス、パワーを確認・調整しながら独自のトレーニングを
   日常生活に折り込む。
* 負けないトレーニングや勝つためのトレーニングは人真似では達成出来ない。
* 距離・スピードに耐えるからだづくりは、生活環境に合ったトレーニングを創造することが大切
   ある。
* 日常生活、健康の管理=管理情報は自分自身で集約し情報や記録で体調を判断しトレーニ
   ング計画をたて実施する。
* 自分の弱点をトレーニングの中で知る=体験や知恵を駆使して自分の限界を見極める兆戦
   を繰り返す。(自分で判断出来る反則は選手生命を絶つ原因)

競技者の実力とは

* どんなにトレーニングを積んでも、競技会で100%発揮できることはない。
* 心身ともに好・不調の波があり変動幅に縮小出来る対応能力が実力。
* トレーニングの80%の成果を発揮できるように自分の力を絶えず点検出できる。
* 密度の高いトレーニングでは、身体の故障が常につきまとう故障や傷害を乗り越える緻密な
   点検と実践で克服すること。
* 勝レースより、負けないレースを心掛けよ。 (続く)