寄り道・道草シリーズも数えて50回となった。今回は是非一度は訪ねて見たいお勧めの場所を紹介したい。リバーサイドコース上にある日本大学生産資源科学部の付属博物館である。 大学正門の守衛室に一言お断りして、構内に入るや左側の建物が博物館である。身障者も入れるようにスロープがついている。なによりも嬉しいのは入館料無料、立派なパンフレットも置いてあり、お願いすれば綺麗なお姉さんの学芸員が説明もしてくれる。 現在は生産資源科学部というナウイ名称であるが、かつては農獣医学部であったことから、農学や農獣医学関連の標本を中心に多数所蔵されている。一階が骨格や剥製、三階には主として蝶類の標本が展示されている。 パンフレットの案内に沿って目玉の標本を紹介したい。 骨格の展示ではニホンザル、オランウータン、ゴリラの霊長類、人の骨格模型(これだけは本物はあり得ない)がありその違いが分かる。階段を上がり上から見下ろす巨大なクロミンククジラ。ライオン、ヒグマ、サイ、カバ、バイソン、首の部分が不安定なキリン。コブが脂肪であることが分かるヒトコブラクダ、インドゾウとアフリカゾウの骨格の違い、鼻の部分には軟骨もないことが分かる。 三階は主として蝶類の標本、藤沢で見られる蝶類をはじめ世界中の珍しい蝶類のコレクションは、蝶のコレクターには堪えられないであろう。 ところで骨格標本の作り方を質問しかねてしまった。帰宅してからグーグルで調べてみると、最も単純な方法は皮を剥いで内臓、筋肉をできるだけ取り、砂の中に年埋めておくことだが、時間がかかるので、専門的には蛋白質分解酸素を筋肉に注入する方法によるそうだ。 (参考) 開館日時:月〜金曜日 10〜16時、土曜日は12時 |