連載


 歩け、歩け、どんどん歩け
茅ヶ崎里山公園近くのの谷戸
黒江 輝雄
 知力、体力、資力、財力、腕力等々などのうち、どれひとつをとってみても、私の場合は世間様の平均点以下の水準にあると、自信をもって言い切れます。
ただひとつ、“気力”だけが世間並みなのではないかと、自分ではひそかに思っています。それも多分に、空回り気味なところがありますが、・・・。

 ウオーキングの例会に参加してつくづく感じることがあります。
それは集団心理というか群集心理というか、自分一人では到底達成でき得ないことが、皆さん方と一緒に行動することによってできることです。
目に見えないパワーが働いて、自分の能力以上の力を発揮できるのではないかとさえ思われます。
 「今日の20kmコースは、坂道が多いから自分には無理ではなかろうか。」とスタートする前は、内心不安な気持ちを抱えながら参加して、なんとかかんとか頑張って、途中で落伍をすることなく無事にゴールすることができたこともあります。
この目に見えない第三の不可思議なパワーの正体がどんなものであるのかは、いずれ科学的に解明される時がやってくるだろうと、考えています。
 スポーツの団体競技などでも、このような現象がみられます。
チームプレーなどもその一つの例だろうと思います。
 
 「赤信号、皆で渡れば怖くない。」・・・これはルール違反でいけませんが、「ウオーキング、みんなで歩けば、どんどん歩ける。」の気分でこれからも、例会に参加されている方々のパワーをいただきながら、気力・体力のつづくかぎり頑張ろうと思っています。 以 上