連載


― おしどりウオ―カーズ
黒江 輝雄
 例会には、毎回親子や兄弟・姉妹などの家族で参加する方々もきっと何組かはいらっしゃるはずです。しかし正直のところ、あまり目につきません。
それに比べると、毎回必ずご夫婦で肩を並べながら歩いているカップルを見かけますが、こちらの方はやけに目立ちます。あながち、私だけがそう感じるのではなさそうです。
理由はいろいろあるでしょうが、まず夫婦そろってウオーキングという共通の趣味というか楽しみを共有していることへの、ほほえましい共感があるからだと思います。
家に帰ってからも、今日一日あったウオーキングの出会いが、食卓での話題になるだろうと想像しただけでも、ほほえましく又うらやましくさえ思えます。
夫婦和合の秘訣を身をもって実践されているように感じられます。
仮にご夫婦間で“不協和音”があれば、一緒にウオーキングに参加することはまず絶対にありえないシーンだからです。
 
 昼食の時間がまた見ものです。かつての恋人同士の時代を思わせるかのように、一つのシートに肩を寄せ合いながら坐ってたべるお弁当の味はキット格別でしょうネ。
 ウオーキング熱も年々盛んになってきています。
そのうちに、親と子の2世代カップルが揃って例会に参加するようになるのも決して遠い先の話ではなくなるでしょう。そのような光景を想像しただけで何となく楽しくなります。
 オールジャパンウオーキングカップという47都道府県を完歩した方は、「あるけあるけ」新聞によると平成19年1月現在で、全国各地の会員数何十万人のうち、たったの370名だそうです。
一人でも達成するのが大変なことなのに、なんとご夫婦揃って表彰を受けたカップルがいらっしゃいます。ただただ感服するばかりです。