連載
 ― 役員さん ご苦労さん ―
黒江 輝雄
 ウオーキングの例会は、晴れた日ばかりではありません。
雨の日、雪の日、嵐の日などいろいろです。
昨年7月に開かれた世界最大のウオーキング大会であるオランダフォーデーマーチは異常気象による暑さのために、4日間の予定がたったの1日だけで中止となってしまいました。ウオーキングも自然の力にはかないません。

 私達一般の例会参加者は、会報や新聞などから希望する例会を選んで、指定された時間と場所に遅刻しないように心掛けて参加します。当日の朝、目が醒めたら大雨が降っていたので例会参加を諦めたという経験はどなたも持ち合わせているでしょう。
 役員さんはそうはいきません。一応集合場所に行って、わざわざ来てくれた熱心な“篤志家”に例会が中止であることを断らなければならないでしょう。
案内に立つ役員さん

 コースは、何人もの役員さんが何回か“試走”して、距離や時間、それに適当な休憩時間とかトイレタイムをとれる場所があるかどうかなどを下調べして打ち合わせの結果、最終的に決定されていることでしょう。表には出ない隠された地道な努力の積み重ねが必要だと思います。

 例会当日も、コースの案内や交差点での交通整理とかいろいろ大変です。
参加者は“歩友”との会話に夢中になって、ついつい道一杯になり、一般の歩行者の交通の邪魔になっている光景もしばしば見かけます。事故やトラブルを起こさないようにとエスコートする役員さん達の気苦労がよく解ります。

 役員の皆さんは、そろいも揃って健脚の方ばかりです。歩くことにかけては一流でしょが、コースの別れ道などの要所要所に先回りして、長時間立ち止まって案内するのは、歩くのとは違って随分疲れることだろうと察します。
 役員さんご苦労様。これからも魅力的なコースを紹介してください。期待しています。