断っておきますが、犬の散歩とウオーキングとの間にはなんの相関関係も因果関係もありません。強いて共通点を挙げれば、犬の散歩は人間と動物とが一緒に歩くことですし、ウオーキングは人間様の集団が一緒に歩くことです。「一緒に歩く」ということでは共通しています。
朝・昼・夕と日が沈むまではいつでもどこででも犬を散歩させている光景を見かけます。
犬と散歩している人達はさまざまです。老若男女を問いません。見ていると子供が犬の散歩をしていることもあります。犬の方もさまざまです。まるで白熊か子牛かと思わせるような大きな犬や座敷犬みたいな小さなものまで種類は様々です。
大体大きな犬はゆったりと歩いています。反対に小さな犬はちょこまかちょこまかとせわしなく歩いています。
散歩が日課になっているのでしょうか、コースを熟知している犬が先に歩いてまるで犬が道案内しているような姿も見かけます。反対に早足の飼主にいやいやながら歩かされているような犬も中にはいます。そんな時綱はピンと張っていて、犬は首が前に飛び出すような格好で散歩しています。
犬の散歩とは、もともとはお犬様の健康保持のために人間がお付き合いするのが目的だったのでしょうが、今では人間の散歩のために、無理矢理犬がお付き合いさせられているようなこともあるようです。主客転倒です。
犬が果たして本当に散歩を楽しんでいるかどうかは、犬に聞いてみないと判りませんが多分何割かの犬は、人間様のために付き合っているのだという答えが返ってくるはずです。
犬を連れて歩いている人達の表情は、見ているとほとんどが明るい感じだなあという印象を受けます。
落ち込んで、暗い気分の時には、犬を散歩に連れ出そうという気分にはならないからだろうと勝手に解釈しています。この点はウオーキングも全く同じでしょう。
さて、非常に不遜で無責任なことを申し上げます。・・・
我々のウオーキングは云ってみれば飼主(役員さん達?)に、見えない綱で引率された集団(我々一般のウオ−カー?)が道案内されているようなものでしょう。
飼主(?)次第でその日の歩き方が楽しかったり、そうでなかったりもするのではないでしょうか。
犬の散歩を見ながら、そんなつまらないことを連想しました。
・ ・・ものの喩えとはいえ、人間様と犬とを同列に取り扱った失言とご無礼をお許し願います。・・・・ |