連載


  ―  ウオーキングはお天気次第 ―
黒江 輝雄
  ウオーキング例会の当日、どしゃぶりだったらがっかりします。
正直いって例会に参加するかどうか二の足を踏みます。
多分参加をとりやめるでしょう。役員の皆さん方には申し訳けないですが・・・

 最近の気象予報技術はかなり進んできているように思います。
週間・旬間・月間の天気予報が発表されていますが、予報の精度は70パーセント
以上はあるでしょう。なにしろ気象衛星が宇宙を飛び交って刻々と情報を地上に
送信することができる時代になったのですから。
それでも気象予報士が使う言葉は大体限られています。
「○○○でしょう」とか「○○○かも知れません」、「○○○あるいは○○○になる
でしょう」といったあいまいな表現が多く聞かれます。
 「・・・晴れ、のち曇り、所によりにわか雨があるでしょう・・・」などは耳成れた文句です。

 ウオーキングに限らず野外での催し物や行事にはすべて当日のお天気がからんで
きます。お天気次第で行事の盛り上がりが“晴れたり曇ったり”あるいは“湿ったり”します。こればかりは今のところ如何ともし難い“自然の摂理”です。
また私達の営みにとって“自然の恵み”は欠かせない条件となっています。
“干天の慈雨”という言葉もある位で、雨がなければ農作物は育ちませんし、冬場の
スキー場で雪が降らなかったら営業にはなりません。
また傘や雨具類を商売にしている方々も沢山いらっしゃいますから、雨が降らなければ
それこそ干上がってしまいます。

 ウオーキングはお天気次第ですが、仮に雨の中での例会になったとしても、いろいろな事に思いめぐらしながら参加するのもまた必要なのではなかろうかと考えるようになりました。