連載


  ―  IVVパスポートは通信簿?それとも記録帳? ―
黒江 輝雄
  パスポートとはいうまでもなく海外旅行をするときに必ず肌身離さず持ち運びしなければならない海外旅行用身分証明書つまり旅券のことです。

 ウオーキングの例会で完走した後、ゴールで配られるIVVシートはウオーカーにとっては大事な“紙片”です。この紙切れをとても大切にします。
私もそのうちの一人です。例会に参加して疲れた身体で帰宅してからまず一番にやることはこのシートをウオーキング用パスポートに切り抜いて貼り付ける作業です。
不思議なことにこの作業をしているときには疲れも忘れてしまいます。
ウオーキングの途中の出来事などをあれこれ振り返ったり、渡されたウオーキングマップをたどりながら思い出したりしてひとりで楽しんでいます。
至福とまではいかなくても十分満足したひと時を過ごすことができます。

 パスポート類には随分と沢山のものが用意されています。JWA,KWA,FWAのパスポート、ダイアリー、歩きたくなるみち500選、神奈川県50選、それと最近は清張パスポートをいつも持参しています。
このほかオールジャパンウオーキングパスポート(AJWC)や各地域が主催するマーチングリーグ(ML)があるようですが、私は持ち合わせていません。
さらに各協会が独自に発行しているパスポート類は無数にあるでしょう。

 「ウオーキング ライフ」という全国版の会報誌を毎月いただいて読ませてもらっていますが、毎号<地球一周4万キロ>達成者の顔写真が載っていますし、一定の距離とか回数をクリャーした大勢の人達が記録達成者としてリストアップされています。

 これらのことを考え合わせると、そもそもパスポートとは本来記録帳ではあるけれど表彰の対象としての意味合いが強いので、通信簿:記録帳=7:3の割合で通信簿あるいは成績表の要素が強いのではなかろうかと自分では思っています