川澄 武雄 | |||
するとどこかで、ふしぎな声が、銀河ステーション、 銀河ステーションという声がしたかと思うと、いきなり 目の前が、ぱっと明るくなって、まるで億万のほたるいか の火を一ぺんに化石させて、そらじゅうにしずめたという ぐあい・・。 宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」 |
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7月1日に湘南台文化センターのプラネタリウムがリニューアルした。 私は小さい頃からプラネタリウムのファンで今回も早々に出かけた。 http://www.kodomokan.fujisawa.kanagawa.jp/ プログラムは2本ある。(入場は入れ替え方式) “プラネタリウム”では、当日の星空や、太陽系・銀河系など宇宙を 生解説したあと、スペースレスキューのアニメを通して、三次元の データで宇宙のひろがりを見せてくれる。新鋭のデジタル機だけに さすがに迫力がある。 http://www.youtube.com/user/KAGAYASTUDIO http://www.kagayastudio.com/ 他の1本は全天周映画「銀河鉄道の夜」だ。ジョバンニとカンパネルラ の2人の少年が銀河鉄道に乗って四次元の世界へ旅に出る、なつかしい 宮沢賢治の代表作。これがとてもファンタジックで、こわいほど美しい! 直径20mのプラネタリウムドームをキャンパスにして描かれたフル デジタルの壮大な画像。 360°に広がる銀河を往く星めぐりの旅だ。 白鳥、わし、さそり、ケンタウルス・・自分が実際に天空の汽車で 旅をしている・・。こういう世界があるのかと、久しぶりの興奮と軽い 恐怖感を味わった。全編にながれる優しい音楽と、きれいな朗読も 天上のものとしか思えず、とても気持良かった。 この映画は全国で30館ほどのプラネタリウムで上映されている。 子供にも大人にも、夢とロマンを美しく展開して見せてくれる。 夏休みにご家族づれでいかがでしょうか。 |