連載


―  歩き方でその人の元気さ加減がわかります ―
黒江 輝雄
   ウオーキングの例会に参加する方々の大多数はまず健康で丈夫な人達です。
そのうちでも、とりわけ元気な方々が沢山いらっしゃいます。
私は特別に医学的な知識を持ち合わせている訳でもありません。全くの独断と
偏見に基づいて以下のことを申し上げます。どうかご容赦ください。・・・・

 はたから見て、美しくきれいな歩き方をされる人はまず健康な方々です。
特にご婦人に多いように思います。
美しくきれいな歩き方の条件はつぎのようなものだと思っています。
 ・まず目線が下向きでなくてまっすぐ前方を見ていること。
 ・そのため自然に背筋がこれもまっすぐにのびていること。
 ・足は膝を伸ばすようにして前に運んでいること。(膝が折れたような状態で歩く方を時々見かけます)
 ・両足は平行線を描くようにして前に進んでいること。(逆八の字型のいわゆるガニ股になっていない)
 ・足で地面を蹴りだすようにして歩くこと。(スピードがつく)
 ・腰は落とさずに水平方向に移動させている(上下動をしない)
 ・手は大きく振って推進力をつけている。
などなどです。
つまり美しく歩くということは効率よく歩くことに通じますから、スピードもついて
疲れも軽減されるということだろうと考えられます。

 美しいフォームで歩こうと努力することは決して見栄えだけの問題ではありません。
自分が気づいていなかったような「歩きのロス」を是正してくれます。
このように、“歩き方の美学”に注意しながら例会に参加するのも一興かなと
思っています。