犬も歩けば(1)
わんちゃんのウォーキング心得

   八柳修之   
 朝夕散歩していると、犬を散歩させている人によく出会う。お見かけしたところ大抵は年配者である。犬を散歩させ、また自分自身の健康にも役立つから一石二鳥である。

平成19年、犬の飼育数は1,252万頭である。ちなみに猫の飼育数は1,300万匹、犬猫合わせて2,552万匹となる。(ペット工業会の推計)
この数はなんと子供の数(15歳未満)は1,781万人(総人口に占める割合14%)を凌駕する。(平成16年総務省統計局)
だが、ワンちゃんも人間様と同様に高齢化の伴う色々な問題が起きてているという。

ワンちゃんの散歩に伴う問題は、落し物の問題である。ひと頃に比べると、かなりマナーは改善されて来たように思われるが、まだまだあちこちにマナーを喚起する看板・標識が見られる。

左上の写真は、犬のトイレは自宅でと呼びかけている。運動しないとうんと出ないと思うのだが。右上は神社境内での散歩を禁じたものであるが、当分の間という文言が気になる。当分の間ということは、そのうち認めるということにも解釈される。私は神域では犬の散歩をさせていけないのが常識と思っていたのだが・・・

左下は、落し物の始末、なんとペットボトルの回収箱に入れていく不届き者に頭に来ているようだ。糞害がさらに高じると、憤慨した人か、それともいたずらなのか、愛犬は飼い主が責任をもって始末してくれと・・・怖い標識もあった。ワンちゃんは字が読めませんので、どうか飼い主様、お気をつけください。