紹介

ジョージ ワシントン”の一般公開

川澄 武雄

12月5日(土)に米軍横須賀基地で、“グランド イルミネーション”が
一般公開されます。

http://www.cocoyoko.net/grand_illumination/index.html

このおり、原子力空母"ジョージ ワシントン"(GW)も公開されるので、興味の
ある方は、いいタイミングなので見学に行かれたらいかがでしょう。GWは
通常型空母"キティホーク"に代わって昨秋横須賀基地に配備されました。


空母"ジョージ ワシントン (CVN73)"の基本データを紹介します
就 役:1992年7月4日
建造費:約4,500億ドル(約4兆円)
推 進:約18年間燃料補給不要の原子炉2基
全 長:332.85m
? 幅 :40.84m
飛行甲板幅:76.8m
高 さ:73.2m(船底からマストまで)
速 力:30ノット(時速 55km)以上
乗 員:3,200名(空母要員)2,480名(航空要員)
兵 装:シースパロー(ミサイル)発射機3基 ほか
艦載機数:約75機
1日の浄水可能量:400,000ガロン(約2,000世帯への供給量)
建造に使用した鋼材:60,000トン


ハンガーデッキ(格納庫)からアッパーデッキ(甲板)へエレベーターで
昇っているところ。エレベーターは2基あり通常はここに鼻面を牽引車に
曳かれたジェット戦闘機が乗っかって、甲板にあげられます。


甲板に出ると、となりに接岸しているイージス艦等を見下ろせる。航空
母艦とは移動式滑走路である。甲板はサッカー場がポンと入るほど広い
のだが、それでも100m程の距離で戦闘機がよく発着艦できるな、と驚く。
戦場に昼夜があり、海上にはシケもある。時速200-300kmで発着艦する
戦闘機のパイロットには恐怖は無いのだろうか。パイロットも甲板要員も
つねに訓練していて、日中は37秒に2機の発艦と、1機の着艦が同時に
行えると聞いて驚く。


GWは世界に6度配備された。96年のボスニア・ヘルツェゴビナやその後の
イラク湾岸戦争にも派遣されている。
GWは一日に800km 航行できる。経費は一日に1億円以上かかるらしい。
空母は単独で航行しない。イージス艦、巡洋艦、潜水艦などとチームを組み、その旗艦として動く。これら艦船の費用のほかに空母艦載機の戦闘機や偵察機の維持費、燃料費等がかかる。

HP注意事項にあるように、艦船見学は正午から3時ころまで。米軍基地は
広く、正門から並び始めてGWまで1時間ほどかかるので注意して下さい。
甲板で水兵さんと話したり、タイミングがいいと艦長や横須賀基地司令長官と一緒に記念写真を撮ることができるかも。