連載


―  千里の道も一歩から  ―
黒江 輝雄
  ―ご存知のとおり、どんな大規模で遠大なことでも、小さなことや手近なことから始まる。という意味合いのことわざです。

・ 「悪事千里を走る」ー悪しき評判はすぐ世間に広まる。
・ 「惚れて通えば千里も一里」−(注釈必要なし。)
 ・・・・ このように、ウオーキングや歩くことに関連した言葉を引用して昔から言い
伝えられていることわざ類や最近のフレーズを集めてみました。
何かの参考にしてください。・・・・・

・ 「五十歩、百歩」―大差なく似たり寄ったり。
・ 「急がば回れ」―急ぐ時はゆっくり落ち着いて。
・ 「石橋を叩いて渡る」―用心の上にも用心を重ねる。
・ 「後ろ足で砂」―恩を受けた人を裏切る。
・ 「下駄も阿弥陀も同じ木のきれ」―初めは同じでも最後はまるで違う。
・ 「金(カネ)の草鞋を履いて探す」―根気強くあちこちを探し回る。
・ 「二の足を踏む」―物事を実行することをためらう。
・ 「二足の草鞋」―同時に2つのことをする。
・ 「膝頭で江戸へ行く」―物事が遅々として進まない。
・ 「足を棒にする」―長時間歩いたりして疲れきる。
・ 「夜道に日は暮れず」―いまさらじたばたしても仕方がない。
・ 「百里の道は九十九里を半ばとす」―物事を完遂するには最後が肝心。
・ 「上り一日下り一時」―物をつくるのは大変だが壊すのは簡単。
・ 「赤信号みんなで渡れば怖くない」―言語道断!
・・・まだまだたくさんありますが、この辺で終わります。・・・
  
    「駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋作る人」
      ―ひと様々です。ウオーカーも多種多様です。

        (「岩波ことわざ辞典」を参考にしました。)