紀行

オールジャパンウオーキングを完歩して


西澤 久裕
60歳定年退職を3月末に控える、平成12年1月のFWA七福神ウォークに夫婦で参加、即会員となりました
平成12年「日本3DM」
。オールジャパンはその年の11月、世界の大会の一つである『日本3DM』に当時役員の大谷様のお誘いを受け、参加したのが始まりです。その時の印象はただ圧倒されるばかりでした。ウォーキング発祥の地オランダを始め海外からの参加者も多く、3日間で10万人以上の参加者は圧巻でした。この時はウォーキングの知識もなくタウンシューズで参加、20kmを3日間歩き、靴は1日目で壊れてしまい、足裏は水ぶくれで血だらけになり、テーピングをしながら歩いたのが忘れられない思い出となりました。




1 ファースト10都道府県完歩

 約5年で達成。当初は47か所を歩こうという気持ちは無かったのですが、友人に誘われるままに旅を兼ねたウォークを楽しむようになりました。この間の思い出コースは平成16年1月に参加した「いぶすき菜の花マーチ」。南国、鹿児島の雪の中でのウォークは開聞岳の雄姿・池田湖(ネッシーが棲む?)など忘れられない思い出です。10か所目の「瀬戸内しまなみ海道3DM」では4km近くある来島海峡大橋で風が強く、飛ばされて瀬戸内海へ転落するのではないかと「ヒヤ」としたことも懐かしいです。

2 ハーフ24都道府県完歩
平成17年12月 名護・やんばる2DM〜平成20年3月早春 薄墨桜浪漫ウォークを2年3か月で達成。沖縄の海の美しさ、久留米つつじの満開。平成18年7月に行った東松島国際2DMの自然景観(今は昨年の東日本大震災で跡形も無くなってしまった)をもう一度観たいと思います。

3 オールジャパン完歩
とって隠岐3DM」にて
残り23か所は平成20年3月〜平成24年6月の「とって隠岐3DW」。この間4年3ヶ月をかけてやっと完歩!ふくしま吾妻・荒川・花見山2DMの桃・桜満開で感嘆の連続、大和路まほろば2DW、古代の歴史を学ぶ道、安芸の宮島・原爆祈念公園、最後の島根県隠岐の島の自然は本土とは一味違った日本海の自然と地元の方々の温かいおもてなしが心に沁みました。
 12年間、大病もせずにオールジャパンを完歩できた事は、家内も元気で送り出してくれたからと感謝の気持ちでいっぱいです。それぞれの旅先で味わったふれあい、歩くことでしか判らない感激、日本はまだまだ良いところが沢山あります。