紀行

第12回「SUN-IN未来ウォーク」に参加して

露木 照久

中国地方へのウォーキングは初めてであり、今年度から「JML」(日本マーチングリーグ)に格上げされた本大会に誘ってくれた仲間に感謝し、その仲間6人と品川駅のバスターミナルから夜行長距離バスに乗り込んだのは6月15日(金)の午後9時であった。ここ数年前からは首都圏だけでなく、全国へもウォーキング仲間に誘われて出かけることが多くなった。今回は6月16日(土)と17日(日)の二日間開催の鳥取県倉吉市での大会で、JML加盟の記念大会で、地元の大勢のボランテァを中心に支えられた温かな大会であった。
出発式
16日の午前7時半にJR倉吉駅に到着、シャトルバスで会場の「倉吉パークスクエア」に行き、早々に荷物を預け、出発式に参加。夜半から明け方まで降っていた雨も止み、曇り空ではあったが、ウォークには格好の環境となった。この大会は韓国の大韓ウォーキング連盟と協約を提携し(2004年第4回大会)、毎年、相互の大会には参加しているとのことで、連盟の幹部の挨拶と、「頑張ろう!エイ・エイ・オー!」の発声で一斉にスタートした。




6月16日(土):曇り時々小雨後晴 20kmの「大平山・燕趙園コース」に挑戦。
スタート後間もなく、倉吉大橋(神川)を渡り、左岸を暫く川風とともに歩き、山陰本線を跨ぎ、倉吉駅を右に見て、鳥取女子短期大学の近くを過ぎると、大平山の登りに入った。頂上の大平山公園(7.7km)まではかなりの登りで、新緑の中をマイペースで進み、そこからは尾根道の緩やかな上り下りで、途中、田園越しの日本海を眺めながら山を下り、田園の中を「はわい(羽合)温泉」を目指してひたすら歩く。間もなく「東郷湖」の湖畔に到着(13.9km)、そこからは「ハワイ夢広場」(15.8km)など湖をほぼ一周するコースとなっていた。
ゴールは鳥取県と中国河北省の友好シンボルとして平成7年に建設された燕趙園であった。(22km)
6月17日(日):快晴 20kmの「名探偵コナン・小泉八雲コース」に挑戦。
       
コナン大橋
前日と打って変って朝から陽射しが強く、本日のコースは比較的アップダウンも少ない歩き易いコースであった。最初の休憩場所(難手公民館)(8.5km)では冷たいスイカをご馳走(3切れも頂いた、美味しかった)になり、元気をもらって日本海目指してスタート。
「名探偵コナン」の作者である青山剛昌が生まれた北栄町を通過、(記念館には寄らず)コナン大橋ではコナンの像をバックに記念写真。そこからは日本海を右に見て、ゆったりウォーク。(腕も顔も日焼けで真赤)途中「逢塚あじさい公園」(20.2km)を左に見て、小泉八雲夫妻が新婚旅行に訪れて泊まったといわれる「旧中井旅館」(22.4km)の前を通過、ゴールの「日韓友好交流公園(風の丘)」に無事到着。冷たい牛乳をいただき、地元産のイチゴアイス(シャーベット)の美味しかったこと。
二日間はあっという間に過ぎてしまったが、帰ったら自宅に「倉吉西高等学校」の生徒さんから、遠隔地から来てくれたことへの礼状が届きました。スタートやチェックポイント、休憩所、ゴール、道路の誘導など、ボランティアとして大勢の学生さんがお手伝いしてくれたのがとても嬉しく、印象に残り、また行きたくなりました。