| 新潟－越後赤塚－分水－出雲﨑の巻 | |||
| 馬場 豊乃 | |||
| 今回の「奥の細道ウォーク」は、3･11 東日本大震災により中止になったコースを歩くことになりました。 9月17日（土） 新潟ー越後赤塚 25km 雨の中、新潟総合テレビ前をスタートした。3キロ程で護国神社。戊辰戦争や太平洋戦争の戦没者が多く祀られているとか。芭蕉の句碑がある。「海に降る 雨や恋し うきみやど」。松林の遊歩道をどんどん進むと関分記念公園に着いた。ここは新潟市街を信濃川の洪水から守る関屋分水路の完成記念に新潟市が造成した公園である。11.5キロ地点の寺尾中央公園で昼食をとった。午後のスタート前に、前回の俳句や短歌の作品表彰式が行われ、FWAの近藤源司さんの短歌が入選。「雨上がり 笠取峠で振り向けば 映えて眩しき群青の海」が披露された。 午後は新潟大学を経由して、越後赤塚駅に近いみずき野中央公園へ。17時頃にゴールした。 私たち宮沢賢治隊は夜に、新潟在住の歴史家で芭蕉に関する著書が多数ある金森敦子先生をお招きし、芭蕉の新潟での旅のお話などを伺った。 |
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| 9月18日（日） 越後赤塚ー分水 20km |
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| 宝光院 | 弥彦村のマンホールには弥彦山やロープウェイ、競輪など描かれている | ||
前日とはさまがわりの天気で32度にもなる暑さの中のウォークとなった。金沢の北陸道へと続く、北国街道越後路を行く。黄金色の稲穂が広がる水田の道を歩き上堰潟公園～岩室温泉～宝光院へ。宝光院は芭蕉と曾良が宿泊したところといわれ、境内に 「荒海や 佐渡によこたう 天の河」の句碑があった。宝光院の隣に弥彦競輪場（日本で唯一の村営の公営競技場との事）があり、マンホールの蓋に描かれている。マンホール好きの私には見逃せない逸品である。 広大な越後平野に弥彦山が聳えている。スカイツリーと全く同じ634mというのが面白い。その麓に弥彦神社がある。古くから地元の人々によって信仰されてきた事だろう。弥彦神社からさらに、道の駅国上～大河津分水路まで30キロを進む予定だったが、暑さの為弥彦公園で中止になり20キロとなった。 |
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| 9月19日（祝）分水－出雲崎 26km |
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海のアメ横は国道沿いに11軒の鮮魚店が並ぶ海のデパートである。前を歩くと美味しい匂いがただよう。ゆっくり寄って味わいたいなーと思うが、素通りしてみなと公園から出雲崎駅へ。16時にゴール。 越後路での芭蕉さんは、あまり体調がすぐれなかった様だが、美味しい魚を召し上がれただろうか？ |
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