紀行


井上 昭一
 定年を一年後に控え、健康維持を目的に近所を散歩していたのがウォーキングの始まりでした。ある日の新聞でYWA例会の事を知り興味を持ちました。最初は神奈川県内のみのウォークでよこはま2D、小田原2D、YR等に参加しました。のちにFWA会員、更にスタッフとなり、KWAはもとより、地方大会にも足を伸ばし、地球一周のスタートを切りました。

  オールジャパン完歩への挑戦は2005年3月の「第15回南房総フラワーマーチ」が皮切りです。この大会は千倉町生誕50周年記念大会で、1日目の白浜・野島崎灯台コ―スは眼下に太平洋の豪快な白波を観ながらのウォーク、そして一面に広がるお花畑のストックやキンセンカ等が一斉に咲き誇るさまも見事でした。同年5月の「東京国際3DM」は3日間5時起きして横浜から通い、サクラ・ケヤキ・ハナミズキの各コースを歩いた(この頃は小生もパワーがあったナ〜)。これらは変化に富んだ素晴らしいコースで、歩く楽しさとウォーキングの良さを知りました。

同年9月の「奥の細道鳥海2DM」(JML・AJ認定大会)。ウォーキング仲間のSさんHさんAさんの4人で東北道、山形道を経由して早朝に遊佐町に到着。朝食後、鳥海ブルーラインを走り鳥海山2236Mの5合目までドライブし、翌日から大会に臨んだ。庄内平野に広がる一面の稲田風景は、まさに金色のジュータン“金色の たわわに実る 稲穂かな”の表現がピッタリでした。庄内砂丘と鳥海山を眺めながらのコースが圧巻でした。同じ9月の「北海道2DM」は“風薫る 洞爺湖畔の 霧霞”の如く、湖畔の風を受けながらのウォークが爽快そのものでした。

 翌年2006年1月の「いぶすき菜の花M」。開聞岳を背に一面菜の花畑を本土最南端駅の西大山(無人)駅で記念写真をパチリ!等、いずれも印象に残る素晴らしい地方大会でした。そして2008年11月の「海峡のまち下関歴史W」(山口県)で、ついに47都道府県を完歩しました。(3年9ヶ月を要しました)。
また2010年10月には地球一周4万キロを達成、これからもウォーキングライフを楽しみたいと思っています。