寄り道さん歩
東京の桜 2013
平野武宏 |
江戸時代から現代まで変わらぬ人気の年中行事と言えば「春のお花見」。都内のお花見スポットの多くは江戸時代に造られたものだそうです。また都内で多くみられ、東京の開花宣言の基準木(靖国神社の桜)のソメイヨシノは江戸時代にオオシマザクラとエドヒガンの交配種として作られています。その誕生の地は江戸近郊の染井村(現在の豊島区駒込・巣鴨周辺)で寅次郎の住まいの近くです。 2013年の開花宣言は3月17日と昨年より15日・平年より10日も早く、新参者の寅次郎 あわてて江戸の桜を求めて歩き回りました。( )は今回の最寄駅。 満開を見逃したり・良い写真が取れなかった場所は来年に残して再挑戦します。 |
上野恩賜公園(JR上野駅) 3代将軍徳川家光が上野寛永寺を建立の際に、大和吉野山の桜を移植したのが始まりと言われています。鳴り物禁止・暮六つ閉門と江戸時代の庶民はお花見を楽しめなかったですが、現代ではお花見のメッカとして大賑わいの地です。 |
|
飛鳥山公園(JR王子駅) 8代将軍徳川吉宗が上野に代わる江戸庶民のお花見場所として、千本の桜を植えて開放したのが始まりです。庶民は、上野で出来なかった飲めや歌への無礼講の花見を楽しめました。江戸東京のお花見の原点とも言える場所です。 |
|
王子音無親水公園(JR王子駅) 飛鳥山のふもとにある公園。当時は渓谷もあった石神井川の名も紀州の地にちなみ音無川と改めています。 |
|
千鳥ヶ淵(JR四谷駅) 旧江戸城の内堀沿いに並ぶ東京・江戸を代表する桜の名所の一つです。 近くには東京の開花宣言の基準木のある靖国神社があります。 |
|
皇居東御苑 (東京メトロ 大手町駅) 東御苑内の大奥の跡地には見事な桜が残されています。将軍様になった気分で眺めました。 |
|
新宿御苑(JR千駄ヶ谷駅) 信州高遠藩内藤家の下屋敷の庭がもとになった、日本庭園とフランスの造園家アンリ・マルチーネが設計した西洋庭園と大温室があります。政府主催の観桜会の場所として知られています。お酒は持ち込めません。 |
|
神田川(都電荒川線 早稲田駅) 後ろの建物はホテル椿山荘です。神田川沿いに豊島区が区制50周年(30年前)で整備した桜並木が見事です。ホテル椿山荘の庭園(旧山縣有朋邸宅)への立ち寄りをお奨めします。 |
|
神田川上水公園(JR東中野駅) 神田川上流沿いにも見事な桜並木が続きます。井の頭公園まで桜の見所です。 南こうせつの歌「神田川」の地もこの近くとのこと。ビルが建つ前の話ですが・・ |
|
青山霊園(東京メトロ外苑前) 明治7年新政府が神道式の葬祭を奨励する目的で造営した公営墓地のはしりとのこと。明治9年から都営となり23区最大規模の霊園です。 |
|
染井霊園(JR巣鴨駅) 明治5年播磨林田藩建部家の屋敷跡に作られた都営墓地。寅次郎の住む大塚からも歩いて行けます。義父母が眠っています。 |
|
六義園(JR駒込駅) 5代将軍徳川綱吉の信任が厚かった柳沢吉保下屋敷の和歌を、基調とする回遊式築山泉水の典型的な大名庭園。 明治に入り三菱の創始者岩崎弥太郎の別邸となり、昭和13年に、東京都の寄付され国の名勝に指定されました。入口にあるしだれ桜が有名です。 |
|
播磨坂(東京メトロ茗荷谷駅) 小石川植物園へ向かう播磨坂の桜並木です。この地にあった松平播磨守の上屋敷にちなんで「播磨坂」と名付けられました。 |
|
大学の桜(外から見た桜です) | |
学習院大学(JR目白駅) | 学習院女子大学(JR高田馬場駅) |
教育の森(筑波大学)(東京メトロ茗荷谷駅) | 上智大学(JR四ツ谷駅) |
大塚駅周辺の桜 |
|
南大塚桜並木 | 都電と桜並木 |
大塚台公園 | 南大塚公園 |
巣鴨公園 | 北大塚(空蝉橋) |
平野 寅次郎 拝