県外会員便り

我が禁煙顛末

田村 心一
(山梨県富士河口湖町在住)

毎年、新しい手帳が届くと必ず行うことがある。
それは禁酒、禁煙 各実行日を書き移して無事経過の一年間に安堵し、そして又今年もと覚悟を新たにする、
最早行事となっているのだ。たった二つの決め事だが無事に守れた事を良いとする。何しろ生来意志薄弱な男なのだから。
 法に触れる若年からの喫煙と飲酒、文字通り周囲をケムリに巻き、クダを巻き続けた、いわば公害人生だった訳で今更ながら呆れる他ない。徴候はあったが依存症にはならず、又、呼吸器系統に異常もない現在、先の二つの決断は正解だったなとつくづく思うのである。
 禁酒と禁煙の間には11年の隔たりがある。ついついと口にしてしまい手離すことが出来なかった。
しかしウォーキングを始めた事により変化が現れた。歩くことの効果か、徐々にだが本数が減ってきた。1日3箱余りの消費が1箱を持て余すようになったのだから歴然!!折しもJTが煙草値上げを発表、相次いだ2回目だったと記憶している。さぁ更に金額のかさむ喫煙を引きずるのか、ウォーキングの魅力に身を委ねるのか、年金暮らしでの二者択一はもう自明の理というもの。
私の禁煙決断を後押ししてくれたのはウォーキングとJTだったという訳で感謝している次第(JTにではありませんぞ)。因みに禁酒は1992.4.21であり禁煙は2003.6.6である。以来、一度たりとも口にしたことはない。
田村心一さん(山梨県在住)から提供された、不思議な雲と富士山 世界遺産登録記念!