寄り道さん歩

 寅さん歩 その8−4

東京発祥之地めぐり 〜グルメ編3〜

平野武宏


 ポークカツレツ発祥之地 煉瓦亭 
 
中央区銀座3-5-16 最寄駅 東京メトロ銀座線 銀座駅

                   
昔、銀座は煉瓦町と言われたそうで、そこでの洋食の元祖が煉瓦亭だとお店の看板は申しております。
元祖オムライスもこことのこと。
3丁目交差点のガス灯通りで、すぐ近くには赤と白のストライプの屋根のグリルスイス(カツカレー発祥の地で紹介済)が見えます。
とんかつの元祖はポークカツレツだそうで、11時15分の開店と同時に入りポークカツレツを注文、しっかりとしたお肉をたくさんのキャベツで美味しくいただきました。1,300円でライスやパンは別料金です。

とんかつ発祥之地  玉ろじ 
新宿区新宿3-17-21  最寄駅 東京メトロ丸の内線 新宿三丁目駅

新宿駅東口から歩きました。
三丁目西交差点を左折、新宿三郵便局角を左折すると「とんかつ」の看板が見えます。
創業大正元年の看板がかかる老舗。  
大正10年豚肉を揚げたものに「とんかつ」と言う名を初めて使ったお店だそうです。
からりと揚がったロール状のとんかつは老舗の味でした。
      (とんかつ1,050円、ライス200円)

つけ麺発祥之地  東池袋 大勝軒  
豊島区南池袋2-48-2 最寄駅 東京メトロ有楽町線 東池袋駅

伝統のラーメン屋「東池袋 大勝軒」。創業から50年店を守る続けた店主山岸一雄氏が考案した元祖つけ麺「特製もりそば」今でも弟子達により、引き継がれています。その人生はドキュメンタリーにも取り上げられ、反響を呼び、映画化されています。
お店は寅次郎の住む大塚から歩いても行ける距離にありました。
入口の券売機で初めて食券を買う時はラーメン店なのに「もりそば」に戸惑いました。
平日でしたが11時の開店から15分で満席となりました。
 特製もりそば(並)700円
   
  ・麺は他店の大盛相当
  (中は+100円で他店の3倍、
   大盛は+200円で他店の5倍)
   つるりとしたソフト感あり
   しっかりしたコシ
  ・スープは少し甘めだが豊か
   なこだわりの味
  ・底には大きなチャーシュー
    あり
ポテトコロッケ発祥之地  チョウシ屋   
中央区銀座3-11-6 最寄駅 東京メトロ日比谷線 東銀座駅

 
銀座3丁目信号から東銀座方面に行き、昭和通りを渡り、銀座東二丁目の次の角を右折すると元祖コロッケの看板の「チョウシ屋」(写真下)が見つかりました。
昔の銀座路地裏の風情ですが、有名店のようで現代風の若い女性達が次々に来店していました。

    
お店でアツアツのあげたてのポテトたっぷりの元祖コロッケ140円をいただきました。
サンドイッチにしてもらうと250円です。

あんぱん発祥之地   木村屋総本店
 
中央区銀座4-5-7  最寄駅 東京メトロ銀座線 銀座駅

       

こちらは銀座4丁目交差点にある「あんぱん」の木村屋総本店。上の写真は左から「桜」・「うぐいす」・「白あん」(表面に白ごま)各150円。
寅次郎の母は木村一族の出身なので贔屓目もありますが、明治天皇のお花見に献上した「桜」は上品なあんと桜の塩で良い味を出しています。

小豆あん入り饅頭 発祥之地 塩瀬総本家
中央区明石町7-14  最寄駅 東京メトロ有楽町線 新富町駅


築地聖路加ガーデン近くにある塩瀬総本家の初代 林浄因は貞和5年(1349年)中国より来日、奈良に住み、日本で初めて餡入り饅頭を製りました。室町時代後土御門帝より桐の紋を拝領、足利義政公より日本第一番本饅頭所の看板(写真上右)を贈られたという由緒あるお店です。
                  
江戸時代より名物の大和芋の皮に極上の小豆餡を包んだ「志ほせ(塩瀬)饅頭」しっかりとした歯ごたえ・しっとりとした風味がありました。 997円(9個入り)
まだまだお江戸には元祖グルメがありそうですが、お腹もいっぱいになったので、次は「学問・文化発祥之地」を訪ねるお散歩とします。

        平野 寅次郎 拝