随筆

歩ける幸せ

矢田正義
戦中に育った私は、戦後の食糧難を経験して少年時代を過ごしました。子供の頃は運動が苦手で、特に走るのが遅く運動会が好きではなかった。大人になってからも体格に恵まれず、妻は早死にするのではと思ったそうです。
戦後は少年野球・卓球・サイクリング等、サラリーマンになってゴルフをするようになり、現役の頃は年に5?6回、退職後は毎月コースに通っていました。40年余りプレーしてきましたが歳とともに筋力の衰えは隠せず、1年半前にやめました。でも現在、ゴルフで鍛えた足腰が役立っていると思います。
ウォーキングを始めた動機は7年前、ゴルフを少しでも長く続けたいとの思いからです。初めて例会に参加した時は、団体歩行で距離は10km程でしたが、皆さんの歩きが速く後をついて歩くのが大変でした。
一緒に歩くにはどうしたら良いか考えていた時、テレビの番組で「スーパーモデルに学べ」を見て、歩く姿勢(胸をはり・背筋を伸ばし・顔は上げ・両腕は前後に振り・脚はつま先をあげて踏み出し 踵から着地、つま先で蹴る。この時膝は伸ばす。膝を曲げたり足を引きずって歩くことは、なるべく避けたほうが良い)を教えられて、この歩き方をしてから自然と速く歩けるようになりました。ウォークに行くと年齢よりも若く見られるようになりました。服装も明るい色のものを着ていると気持も若くいられます。
最後に、やはり健康のもとは食事だと思います。バランス良く食べお酒も軽く、ご飯は必ず食べるようにしています。まだまだ私はこれからもウォークを頑張るつもりです。よろしくお願いします。