紀行

 南九州を歩く

(3)

 平成26年2月14日    池 内 淑 皓

2014年1月25日(土)、26日(日) 指宿で「第22回いぶすき菜の花マーチ」が開催されたので、この行事に便乗して薩摩半島南部を歩いた。武家屋敷、知覧特攻平和会館等の見聞は「南九州を歩く(1)」で紹介した。
 JR日本最南端「西大山駅」とJR日本最南端終着駅「枕崎」も訪ねた、その見聞を「南九州を歩く(2)」で紹介した。
本稿は菜の花マーチ第二日目を紹介しよう。
1月26日(火)「いぶすき菜の花マーチ」の20kmコースをきちんと歩く、昼にゴールして昼食の後、温泉に入って焼酎工場を見学し、ついでに鹿児島城(鶴丸城)も見て空港に向かった。
  以下写真を眺めながら歩いて見よう。

「第22回 いぶすき菜の花マーチ 大会紙」

「大会第二日の指宿ステージ、コース地図」

コースはJR指宿駅前のセントラルパーク指宿から北上し、JR宮ヶ浜駅で折り返し田良岬 を経由して会場に戻る20kmコースで開催された。
「朝の大会会場」 会場は昨日と変わって、JR指宿駅そばのセントラルパーク指宿。

ウオークコースには菜の花が一杯植えてある、フェニックスが南国を演出してくれる。


驚いた、まるでタイか、マレーシアを歩いている気分になった、両側は「油ヤシ」の木だ、ヤシの実からパームオイル(ヤシ油)を取るための畑であろう。さすが南国、本州にはない風景にびっくり。                   

菜の花とフェニックスの組み合わせ、コース中到る所にこのような風景が見られた。本州とは異なる景観にまた訪ねたくなる誘惑に駆られる。 



錦江湾沿いに南下すると海岸に砂風呂場が見えてくる、葭簀(よしず)で囲って浴衣のまま砂の中に埋めてくれる。看板には長時間入っていると低温やけどを起こしますよ、と注意書きがあった。        



私達は会場から5分の所にある「指宿こころの湯」にゆっくり浸かって温泉を満喫する

「さつま無双」焼酎工場に立ち寄る

「発酵熟成甕」  ときどきかき混ぜながらゆっくり熟成してゆくのだと云う 

「鹿児島城(鶴丸城)」城は鶴が羽を広げたようになっていたから名付けられた。

慶長6年(1601)島津忠恒によって築かれた山城、南北朝時代には上山氏の居城であったが島津氏に明け渡した。                                             屋形(本丸、二の丸、出丸)には石垣を築いたが天守閣は造らなかった、反面城の周囲に113の山城を作り家臣達に守らせた、知覧の武家屋敷はその一つである。関ヶ原の合戦後外様大名として幕末に到るまで治世し、江戸幕府を倒した。石垣には西南戦争の弾痕が残っている。                   
鹿児島空港発19:20のANA630便に乗れば、羽田には21時前に到着する。