随筆

“きょうよう”と“きょういく”と認知症予防


水谷 重光

 65才を過ぎたら“きょうよう”と“きょういく”が最も大切だぞ!といわれ、今更なぜと思ったがよく聞いてみると“今日用”と“今日行”だという。特に男性は会社人間から解放困ってしまい孤立してテレビの番人になり下がる人が多いらしい。一方女性は普段から、近所づきあいとか食事仲間とかで少しも困らないらしい。
このような背景の為かわからないが、最近団塊の世代が退職されてからFWAの男性メンバーが急増し、トイレの行列の長さも女性から男性へと変わってしまった。しかしFWAに入っていると各地区の例会に自由に参加でき、ほとんど毎日開催されていて、その度の目的、行き先が異なり、多くの方が参加されているので、自然と今日用と今日行くは満足されていて、しかも仲間と話をはずませているので脳の回転も活発になり、自然とボケ防止に役立っているようである。
また歩くことも活発にでき、その為に血流のポンプとなるふくらはぎも自然と使うので、全身の血流も良くなり、脳内での循環も良くなるので脳の委縮も防いでくれて、ウォーカーはボケる人が少ないといわれ、FWA会員の皆さんは元気でしっかりしているように見受けられる。
即ちこの会に参加していることで三つの条件が満たされ、皆さん満足の人生となっているようである。今年もこれらの条件を満足させてくれる会の役員さんに感謝しながら、できるだけ多くの例会に参加したいと考えている。