第18回ふくしま吾妻荒川花見山ツーデーマーチ
特別例会 二泊バスウオーク

2016年
04月8日(金
 
10(日)

参加人員:68名(バス2台)

天気 : 8日 薄曇り   三春ダム~三春の滝桜散策
      9日 快晴    ツーデーマーチに参加

     10日 快晴    ツーデーマーチに参加

コース:
8日:藤沢(7時発)⇒ (圏央道・東北道・磐越道)⇒郡山東IC⇒三春ダム(昼食)
     →三春滝桜⇒(東北道)⇒福島松川PA⇒ホテル(東横イン)

9日:「第18回 ふくしま吾妻荒川花見山ツーデーマーチ」に参加
    [1日目] 「荒川桜づつみ・霞堤コース」 距離=33km/23km/12km
    33kmコース
     福島第一小学校-荒川桜づつみ公園-地蔵原堰堤-大暗渠砂防堰堤
     -荒川第五堰堤-あづま総合運動公園-福島第一小学校

10日:[2日目] 「奥の細道・花見山コース」 距離=32km/21km/11km
    32kmコース
     福島第一小学校-大森城山公園-黒岩虚空蔵尊-花見山
     -文知摺観音-信夫山-福島第一小学校
 
    ゴール-立ち寄り湯(極楽湯)-福島駅⇒(東北道・圏央道)⇒藤沢(20時過ぎ到着)



 今春の特別例会は4月9日、10日の「ふくしま吾妻荒川花見山ツーデーマーチ」に参加した。そして前日の4月8日に、三春の滝桜を観に行った。幸い3日間とも好天に恵まれ、満開の桜や、花桃・れんぎょう、モクレン、ボケなどの花木や、色とりどりの草花が賑やかに咲いて野歩きを楽しませてくれた。


    1日目 三春ダム~三春の滝桜散策

4月8日(金)
 7:10 小田急百貨店横を出発した。江ノ電バス 2台、68人が参加した。
圏央道~東北道~郡山東ICを出て三春ダムの湖、さくら湖畔に正午頃着き、弁当を広げた。穏やかな天候で桜や桃、サンシュユなどが、あちこちに咲いていた。ダム資料館を見学。このダムは上水道やかんがい用水、工業用水のために建設されたもの。湖の周囲は40㎞、貯められる水量は4280万㎥、面積は2.9k㎡である。

 ストレッチをして三春に向かった。距離6kmあまり。2時過ぎに三春の滝桜に着いた。「天然記念物 三春滝桜」樹齢千年といわれる大木を見上げて、みんな大きく声をあげた。今年は開花も早く、七分咲くらいか。根回りをロープで囲われ、何本もの丸太で幹枝を支えられている。昔から受け継いで、人々の手入れも大変なものだろう。暖かい日射しの中で、大きな滝桜と周囲に広がる菜の花の風景に、皆さん喜んでいた。小一時間滝桜の雄姿を楽しんだ。

 4時に福島駅近くの東横インに入った(連泊)。夜は居酒屋で円盤餃子と水餃子で乾杯した。

三春ダム湖畔で記念写真 湖畔で昼食
三春ダム湖(さくら湖) 三春ダム
 
ストレッチして出発
 
滝桜への道 
三春滝桜(1) 三春滝桜(2)


2日目 ふくしま吾妻荒川花見山ツーデーマーチ

4月9日(土)
 1日目 「荒川桜づつみ・霞堤コース」 距離 33km/23km/12km
 スタート・ゴールの市立福島第一小学校は福島駅近く、福島城大手門跡の近くにある。33kmが7:30、23kmが8:30、12kmが9:30にスタートした。リポーターは12㎞コースを歩いた。

 荒川は阿武隈川水系で、スタートの福島第一小学校の近く、御倉町で阿武隈川と合流する。桜づつみの河川公園の桜は丁度満開である。残雪の吾妻・安達太良連峰を正面に見て歩く。清流荒川の流れが早く、浅瀬の音が堤まで聞こえてくる。春の堤はよもぎ、つくし、タンポポ、すみれなどの草花で目が和む。暑くなってきて、樹下のあづまやでシャツを脱いだ。リュックにてんとう虫がとまった。着替えの後ろを、幼児がなにかを歌って通りすぎた。再び歩き出すと風が少し強くなって花吹雪が舞った。吾妻小富士の雪が解けて、あれが種まき兎だよと通りすがりのウォーカーが教えてくれた。

 大きな仁井田橋が23kmコースとの分岐。12kmは橋を渡ると間もなくCPの吾妻学習センター。ここで給水や豚汁のサービスを受けた。センターは広々とした明るい施設で気持ち良かった。11時前で早く昼食をとる人もいたが、ひと休みして出かけた。ゴールまでは市街の中だがほぼ一本道、野田中央公園は花が多く広い公園だった。正午ごろにゴールし、校庭で支給の弁当を食べた。

 午後、宿に帰っても仕方がないので折角だから、福島交通の季節遊覧バス(フリーパス)でいくつか観光地を訪ねた。御倉邸が良かった。江戸時代、御用米などをここから阿武隈川の舟運で江戸に送った。この辺り一帯は米蔵が建ち並んでいたという。明治に入り日銀の福島支店ができ、ここに支店長の役宅ができた。
今ある建物は昭和初期の建築である。木造平屋建て、瓦葺きだが建物の軽量感が実に良い。玄関を入ると畳廊下がつづく。阿武隈川を借景にして手作りのガラス戸から見る庭も心地よかっ
た。

会場近くの大手門跡 スタート
荒川畔をいく 荒川桜づつみ公園
花吹雪が舞う 吾妻・安達太良連峰と種まき兎
CP吾妻学習センターで豚汁接待 ゴール
御倉邸玄関 中庭から
座敷から阿武隈川を見る 中庭

33kmコースの写真
出発式 吾妻連峰を望む桜並木
桜づつみ公園 川づつみより吾妻連峰
荒川堰提33kmコース 森林せせらぎコースを歩く
川を靴を脱いで渡った コース途中の民家園


3日目 ふくしま吾妻荒川花見山ツーデーマーチ

4月10日(日)
 2日目「奥の細道・花見山コース」 距離 32km/21km/11km
 2日目の11kmコースは、専ら花・花・花をめぐるウォーク、弁天山公園と花見山公園を周遊する。このコース、多くの花々が見られて楽しいが、前日に比べてアップダウンが多い!とくに弁天山公園は階段が多く、くたびれた。

 弁天山では全山桜が満開の展望台から、春霞の福島市街を見下した。春爛漫の福島である。下山途中の枝垂れの八重桜が緋色濃くきれいだった。花見山公園までは2kmほどあったが、途中の風景ものどかで、土地の人々の花の里を創ろうという思いがよく伝わって来る。花見山公園も春の盛りを迎えていた。多くの人がバスでやって来る。花見山公園の休憩広場に、花見山を創った阿部一郎さんという人を顕彰するボードがあった。あらためて花見山を見上げた。

 渡利大橋から阿武隈川を見る。雄大な吾妻・安達太良連峰が昨日より近く見えた。
  あれが安達太良山
  あの光るのが阿武隈川
 
 子供の頃から何度か学校で習った、高村光太郎のフレーズを思い出していた。
 
 阿武隈川の堤から市街に入った。とある店の前で主人から声をかけられた。「さっきから人が沢山行くけどなんのイベント?」大会マップを見せて全国から500人以上来ているよと話した。「地元はありがたいね・・自分たちは何も知らずにいるけど、なんのおもてなしもできなくて申し訳ないね。‥3.11ではこの辺でも被害があって、子供たちがいる家族はまだ戻ってきてないね‥」そんな話を聞いていた。

 ゴールして昼食後、福島駅構内の立ち寄り湯(極楽湯)で汗を流した。2:30ごろに福島駅を発車。
8時過ぎ、皆さん元気に藤沢に帰着した。幹事のみなさんご苦労様でした。(川澄武雄)

弁天山公園から花見山にかけての花風景

写真:川澄 ・藤井