　湘南海岸公園は藤沢市の境川河口から引地川河口までの約2㎞、17ヘクタールの公園である。この公園は江ノ島を前にして、マリンスポーツを中心に、どの季節も人気の観光スポットで人出が多い。今回のKWAウォークはFWAが主管する。五月晴れの好天もあって、686名ものウォーカーが参加した。自由歩行なので、レポーターはひと足先にスタートした。

　奥田公園から境川を5㎞下ると河口に出る。気温が上昇して20℃を超えていそう。片瀬海岸を見ると、サーファーや家族連れ等で早くもすごい賑わいだ！片瀬漁協に多くの人だかりがあるので、朝市を覗いてみた。初めて立ち寄ったが、鮮魚が安く販売されている。魚種も思ったより多く、鮮魚店に入る気安さが感じられる。値段も安そうだ。活魚もあった。

　象の鼻のように弧を描いたボードデッキの突堤にCPがある。釣り人が竿を振って遠投している。遠浅の海面に白波が押し寄せて、サーファーらは楽しそうだ。富士は見えない。海水温が余程上昇しているのか、茅ヶ崎の烏帽子岩さえ見えない。海岸の遊歩道、江ノ島水族館を過ぎると右手の砂山にハマヒルガオの群生があった。写真を撮り改めて見上げると、女性たちがヨガをしていた！

　遊歩道から浜辺を見下ろすと、青い大きな袋をぶら下げた子供たちが沢山いる。海岸清掃だ！のぼり旗に「西浜セービングクラブ」とある。サーフビレッジの下では、ビーチバレーやビーチテニスをしている。日焼けした若者も多く行き交い、湘南海岸の多様性に改めて感心していた。そんな中を700人近いシニアが、足どり軽く過ぎていく。観光客も何事かと驚いていただろう。ニエアル碑の近くで、ショートコース(10km)がゴールした。

　ロングコースは鵠沼橋を渡って引地川緑道を北上する。緑道ではサーフボードを抱えた自転車と行き交い注意して歩く。11:00 作橋、大平橋を過ぎ市立長久保植物公園に着いた。5月の美しい花壇の横で、休憩するウォーカーたち。長久保公園を出るとまもなくJR東海道線の下を潜る。新緑の緑道が続くなか旧東海道を過ぎると、穏やかな田園風景が広がった。そして引地川親水公園のCPに到着。ウォーカーは休憩やランチで楽しそうだった。

　ひと休みして親水公園を出発。5月3日の「フジロード」例会ではまだ早かったシロフジが見頃だった。石川地区に入り横須賀水道を潜ると新石川橋。立哨のスタッフと話していると急に腹が減り、近くのカツやに駆け込んだ。ゆっくり休んでコースに戻りゴールの天神公園へ。結局ロングコース200人余りの最後の方でゴールした。解散後日大バラ園に寄った。豪華な薔薇が園内に咲き乱れていた。
（川澄武雄）



奥田公園でストレッチ	境川河口

片瀬漁協朝市	突堤　CP

ウォーカーの行進	ハマヒルガオの群生

子供たちが清掃活動！	ゴール Sコース
	長久保公園で休憩
引地川緑道を行く

JR東海道線を潜る	CP 引地川親水公園

親水公園　シロフジ	横須賀水道を潜る

天神公園でゴール	満開の日大バラ園

天気：晴れ　　参加者：６８６名　　距離： ①１０ｋｍ　②１８ｋｍ
コース：	①奥田公園→片瀬港突堤→湘南海岸公園→ニエアル記念碑→サーフビレッジ（①ゴール） →②長久保公園→引地川親水公園→天神公園（②ゴール）