ウォークメイト(ふじさわ歩友会) 藤沢市後援
わがまち ふじさわの景観130景をあるく
遠藤の景観めぐり
5月18日(水)

天気: 晴れ 参加者:120人 距離: 10km
コース: バス停・遠藤公園(スタート)→東羽沢公園の枝垂れ桜(まだある70景)→生け垣のまち並み(遠藤の景観7)→御嶽神社(景観6)→寶泉寺と石垣の道(景観5)→小出川あじさいロード(景観4)→慶応大学越しに見る富士山(景観9)→秋葉台運動公園と文化体育館(景観8)→藤と展望のなかむら公園(六会の景観4)→バス停・和泉橋(ゴール)

遠藤公園で、スタート前のセレモニー 遠藤公園をスタート
枝垂れ桜の東羽沢公園  中央ケヤキ通り
オオキンケイギクが路傍に群生 生け垣のまち並み
門構えのある旧家の生け垣 御嶽神社 
寶泉寺を囲う石垣 寶泉寺の山門
アジサイロード 慶応大学越しに見えた富士山
秋葉台文化体育館前でウォーキング教室 秋葉台文化体育館
秋葉台運動公園 なかむら公園の藤棚

写真提供:大牟田


ここ、遠藤地区と御所見地区は東海道線、小田急線の駅から距離があり、路線バスの停留所を行き帰りの最寄駅にしないと、景観探訪コースの距離を10㎞程度に納めることがむずかしいようである。今回は湘南台駅からも辻堂駅からも、ほぼ同じくらいの距離にあるバス停・滝の沢不動前が最寄駅となり、近くの遠藤公園が集合場所となっていた。いつものとおり、スタート前のセレモニーを済ませ、初めて参加する人達を先頭のグループとし、残りを二つのグループに分けたうえで、ほぼ定刻に公園をあとにした。晴天、気温は高めながら、湿度が高くなかったので、歩き易い空模様だった。

最初に訪れたのが、まだある70景の枝垂れ桜が美しい東羽沢公園。花の季節が終わってみれば、普通の公園だった。信号・滝の沢不動前から暫く湘南ライフタウンの幹線道路「中央ケヤキ通り」を歩く。この道は大庭地区の景観であると同時に、藤沢市の景観ベストテンにも名を連ねている代表的な景観で、街路樹のケヤキの緑が眩しかった。

大通りを離れると、旧道沿いに門構えのある旧家の生け垣が現れる。生け垣のまち並み(景観7)である。初夏の陽に映えた緑の垣根が美しい。続いて、遠藤村の鎮守だった御嶽神社(景観6)、1626年の銘がある雲版を所蔵する曹洞宗の寺院・寶泉寺(景観5)を訪ねる。ともに遠藤の歴史を感じさせる遺構である。また、寶泉寺を取り囲む石垣にも見るべきものがあった。寶泉寺前の案内板には、遠藤の南東部は開発がすすみ、昔の面影は残っていないとあるが、今でも田畑や樹林が広がる農村風景が見られ、癒されるものがあった。

やがて、小出川に架かる大黒橋に出る。ここから小出川に沿って下流方面に向かっては9月に咲くヒガンバナの景観が見られるが、今日は反対の上流方面に向かう。こちらは花とせせらぎの道、別名アジサイロード(景観4)であるが、梅雨時が見頃のアジサイはまだ蕾の状態だった。アジサイロードを終えると、小出川から離れて高台へ向かう。道すがら、振り返ると、慶応大学越しに見える富士山(景観9)を眺めることができた。

程なく、秋葉台文化体育館(景観8)に到着した。秋葉台といえば、別名「カブトムシ」といわれる特異なデザインの体育館に目を奪われ勝ちであるが、サツキに彩られた秋葉台運動公園も見応えがあった。双方合わせて遠藤の景観に指定されているのも納得である。ここで、昼食。昼食の後、いつものとおり、このウォークの参加回数と景観観歩数の表彰があり、そのあと、ウォーキング教室が開かれた。今日のテーマは時節柄、熱中症についてであった。

午後は、なかむら公園(六会の景観4)に立ち寄った。長い藤棚には、すでに藤の花はなかった。公園下にバス停・和泉橋があり、多くの参加者はバスを利用して帰路についたようである。(大牟田 宏)