サマーシリーズ(3)
遊 行 の 盆 
2016
07月31日(日)

天気:晴れ時々曇り 参加者:262名  距離:10km 
コース: 辻堂海浜公園→日の出橋→作橋→鵠沼運動公園
→藤沢警察署→南仲通り→ふじさわ宿交流館

辻堂海浜公園で出発式 引地川・作橋を渡る
鵠沼運動公園 引地川左岸を往く
東海道線跨線橋を渡る 2度目の虹を見る


ふじさわ宿交流館
ふじさわ宿交流館でゴール
交流館のにぎわい 1 交流館のにぎわい 2
遊行の盆 1 遊行の盆 2
西馬音内(にしもない)盆踊り 阿波おどり(高円寺・朱雀連)
秋田竿燈 秋田竿燈
秋田竿燈 秋田竿燈

写真提供 川澄

 ことしは梅雨明けが遅れて、明けた途端「遊行の盆」となった。この日も朝から天気が安定しない。晴れ間が出たと思ったら、突然強い雨に降られたりした。しかし夕刻、県立辻堂海浜公園で受付けが始まる頃は、青空に分厚い夏雲が浮かんでいた。蒸し暑い夕刻だが262人のウォーカーが参加してくれた。

 緑の芝生前で出発式。4時50分3班に分かれて、海浜公園をスタート。赤とんぼが群れで飛んでいる。この季節、昔はもっといたように思うが・・。公園の東側から出て辻堂の幹線道路で最も古い昭和通りを渡る。134号線の内側の防風・防砂林に沿って東へ進む。湘洋中学校の正門前を通る。この学校は電気通信大学分校の跡地に建てられたもの。校舎3階から見る海や山の風景が雄大ですばらしい。

 日の出橋から引地川右岸緑道を歩く。作橋上で見上げるとかすかながら虹が見えて、歓声が上がった。鵠沼運動公園に入る。ごく最近まで八部(はっぺ)球場は高校野球予選でにぎわっていた。トイレ時間をとり体育館横で列詰めをした。引地川左岸を歩き、藤沢警察署前で箱根駅伝の湘南新道に出てそのまゝ北上した。

 JR東海道線の跨線橋を渡ると東に虹が出ている。日に2度も虹を見るのは珍しい。藤沢橋を渡りゴールのふじさわ宿交流館へ6時過ぎに着いた。遊行寺の「遊行の盆」が2日目で人出も多く、交流館はごったがえしていた。交流館は通常6時で締め切られるが、この日は館長さんの肝煎りで遅くまであけられると聞いた。

 遊行寺いろは坂のゆるい石段を上がると、境内は大人子供、艶やかなゆかた姿で埋まりすごい熱気だった。「遊行の盆」はことしで11回目。時宗の開祖、一遍上人の踊り念仏が盆踊りのルーツではないかという説があり、そこに目をつけた町の有志が遊行寺をベースに、町おこしイベントを企画した。早いもので10年を経て、今夏も30,31日と行われている。毎回地方からも有名な盆踊りがやってきて楽しませてくれている。ことしは秋田竿燈が初参加してくれた。31日は夜から雨の天気予報が出ていたため、前日に写真を撮りに行った。(川澄武雄)