ゆっくりウオーク
小出川の彼岸花
2016年
9月21日(水)

天気:曇り  参加者:278人  距離:12km
コース: 円行公園→慶応大学→小出川沿道(彼岸花群生地)→慶応大学(解散)
***未明にかけて台風から変わった温帯低気圧の通過の影響でコース変更***

円行公園に集合 大型スーパーの前を行く
左側里芋畑 さあ、もう少し!
小出川に到着しました 早速、写真を
秋真っ盛りの白萩 彼岸花が沢山
「情熱」の彼岸花 彼岸花にモンキアゲハ蝶
まだまだ続く 多くの観光客
花には負けない 小出川
百日紅の並木道 解散後の一休み

写真提供 藤井

 台風16号が20日鹿児島に上陸し、関東に接近、21日未明にかけて通過し温帯低気圧に変わったという。今朝の藤沢は静かだ。雨は降っていない。曇り空である。ここ円行公園の砂場は多くの雨を含みしっとりしている。あたりの木々の葉が強風にちぎられ、地面に緑葉が積もっていた。

 受付が始まる9時20分頃からウォーカーが集まり始めた。出発式には広場いっぱいになった。コース説明の際、台風が過ぎたばかりで昼食場所が不適当となり、又小出川沿道を全行程歩くにも難をきたすので途中で引き返すとのこと、変更になった
 
 10時10分、この日の初心者を先頭に3班に分けてのスタートとなる。公園を出てバス、トラックが行き交う県道に出た。この道の歩道幅が割合と狭く一列歩行で行く。いくつもの信号を渡り、やがて左手に大きな葉を広げた里芋畑、昨夜の強風で倒れたコスモス畑が広がっていた。遠藤山崎の信号を渡り慶応大学のバスターミナルにやってくるとトイレ休憩となる。すでに11時であった。小出川はここからすぐである。

 用水路のような細い川、両岸に丸く刈り込んだ紫陽花が列になって植えてある。川淵に緑地に赤字で小出川・彼岸花と書かれたのぼり旗がなびいていた。ここ藤沢市の北部に位置し、遠藤地区による明日から彼岸花祭が開かれる。この先大黒橋より観賞コースとなり、模擬店も出るらしい。
 
 大黒橋を過ぎ赤く咲く彼岸花が続く。思わず近づいてカメラを構える人、横目で見ながら先を行く人。白い花もちらほらと見かける。彼岸花はお彼岸の時期に咲くから彼岸花、その通りである。花言葉は「情熱」、「独立」、「再開」と他にもたくさんあるし、また毒があるので恐怖、災害、危機を連想する迷信とか別名がある。面白いのは英名で「レッドスパイダーリリー」といい蜘蛛に似ているとか、欧州では花の咲く時期にハリケーンがよく来るので「ハリケーンリリー」と呼ぶらしい。
 
 この小出川の彼岸花はみずみずしく咲いている。つぼみも含めて数本立ち、真っ赤に密集して咲いているところもあり、反対側の沿道には白い萩が大きく垂れ下がっていた。その奥にはこれから色づく柿畑が有り、もっと先を行くと黄金色の稲穂が続くという。我々は残念ながら小出橋を右に折れ、まだ百日紅が咲く並木道を慶応大学バスターミナルへと引き帰してきた。ここで解散となり、再び湘南台まで歩いて帰る人、あるいはバスに乗車する人、ちょっとした空き地を見つけて、お弁当を食べてゆっくりと帰る人、様々でした。 (藤井 誠)