長 後 の 春 2017年
3月28日(火)

天気:晴れ  参加者:335人  距離:10km
コース: 湘南台公園→境川の桜並木→境川遊水地公園→いずみ桜広場
→和泉川親水公園広場→下飯田の花桃→ 東勝寺→上谷戸第三公園

境川遊水地を出発
境川の桜はまだ蕾
和泉川沿いを歩く(1) 和泉川沿いを歩く(2)
川沿い中腹の道 川沿いの多様な花
和泉川親水公園 駅前のブロッコリー畑
下飯田風景(1) 下飯田風景(2)
境川左岸に出る 東勝寺(1)
東勝寺(2) 東勝寺(3)
長後南歩行者専用道 上谷戸第三公園でゴール

写真提供 川澄


 前日は真冬並みの寒さだったが、寒気が退いて暖かくおだやかな朝、湘南台公園に330人余のウォーカーが参加してくれた。「長後の春」、名のとおり境川や和泉川流域の花々を楽しむ例会となった。

 ストレッチのあと、3班に分かれて湘南台公園を出発した。湘南台の市街を抜けて境川右岸に出る。左岸は横浜市である。水深は浅くて流れは比較的早い。川堤の桜並木が自慢だが、まだ蕾ばかりで開花していない。相鉄いずみ野線、横浜市営地下鉄の高架下を抜け、鷺舞橋を渡り、境川遊水地でトイレ休憩した。遊水地の木々や草花の若葉が萌え出て、春の空気が心地よかった。

 境川支流の和泉川沿いを遡る。桜木の間に菜の花が1列に植栽されている。整備された、きれいな川辺を見ていつも思うことだが、和泉川を守る地域の人々の継続的な保護活動に頭が下がる。竹や笹の茂み、雑木林などで、トンネルのように覆われた川沿いの小道を進む。ふかふかの腐葉土の小道である。川沿いは以前よりさらに整備されて、河岸段丘の中腹を歩けるようになっていた。「いずみ桜」が咲いている。桜の巨木を伐り、接ぎ木したものらしい。

 赤坂橋の交差点に出た。赤坂橋が完成して道路が開通。私たちも道路下を潜らず交叉点を渡った。和泉川沿いは多様な花々で美しい。白木蓮、菜の花、水仙、ユキヤナギ、レンギョウなど。川辺にいた鴨のつがいが多くの足音に驚いたか、羽音たかく飛び去った。和泉川親水公園で和泉川と別れる。相鉄「ゆめが丘」駅前を進むと下飯田町の春の田園風景が広がる。足もとは大きく広がるブロッコリーの畑である。

 近郊農家か、下飯田町のいくつかのお家の庭木が美しく、とくに白やピンクの桃の花が多く見られたのが嬉しかった。花は満開までにまだ少し時間がかかるが、十分に春の息吹が感じられた。桃の木の下には、ジュウタンを敷いたようにハナニラが広がっていた。境川左岸に出た。橋を渡ると藤沢市だ。

 高倉の東勝寺は円覚寺派のお寺である。本堂でお参りしていると、薫香が漂っていて嬉しかった。FWAがこの季節に東勝寺を訪ねるのはあまり記憶がない。藤沢市北郊の花の寺である。境内では紫木蓮が満開である。ツバキ、ミツマタ、ヒュウガミズキ、ハナニラ、スイセンなどが咲き、いつまでもゆっくりしていたいお寺であった。

「長後南歩行者専用道」を抜けてゴールへ。上谷戸第三公園に12:15に着いた。
(川澄 武雄)