ウォークメイト(ふじさわ歩友会) 藤沢市後援
藤沢とその周辺の景観70景
湘南大庭の景観めぐり
4月27日(木)

天気:雨のち曇  参加者:114名  距離:10q 
コース:  神台公園→大庭隧道→端山藤園(70景・花と公園ー1)→舟地蔵公園(表彰、ウォーキング教室)→大庭遊水地(70景・大庭ー1)→引地川親水公園→熊野権現と市杵島神社(70景・寺社ー3)→湘南大庭市民センター(解散)

スタート前のストレッチ
神台公園をスタート
路傍のライラック?の花
大庭隧道へ
端山藤園のふじ
端山藤園のふじ棚
舟地蔵公園で小休止
舟地蔵公園のメタセコイア
舟地蔵公園でウォーキング教室
大庭遊水地の木道
大庭遊水地出口付近
引地川親水公園の木道
引地川親水公園のふじ棚  引地川堤防の葉桜のトンネル 
   
熊野権現の境内  ゴール、湘南大庭市民センター 

写真提供:大牟田 宏

辻堂駅北口に湘南テラスモールが出現して駅前の景観が一変した。そのテラスモールの外れに広がる広場、ここが今日の集合場所・神台公園である。夜来の雨も明け方には止み、なんとかウォークはできそうな予報であったが、出鼻をくじかれたようで、参加者は114人だった。スタート時の挨拶では雨上がりの草地で弁当を拡げるのは適当では無さそうとの判断から、昼食抜きでゴールに直行するとの説明があった。しかし、雨が降っているわけではなく、歩くことには支障がないので、予定通りのコースを歩くことになった。スタート会場での恒例の行事を済ませ、10時3分、ほぼ定刻に公園を後にした。雲が日射しを遮り、やや冷たい風が吹き、むしろ歩きには、都合のいい天候だったかもしれない。

公園から北へ、大庭へ向かう道程を辿った。道々、八重の桜、藤、つつじなどの花々が弥生の終わりの季節に彩りを添えていた。旧東海道を横切り、大庭隧道を抜け、今日、最初の景観70景のひとつ、端山さん宅の藤園を訪ねることになった。例年だと1メートル余の花房が下がる藤棚をくぐるのが定番となっているが、今日は外側から眺めるだけで、花房も30センチほどだったのは残念。しかし、庭の鉢植えや垣根の藤は、それなりの花をつけていた。

端山藤園をあとにして舟地蔵公園で小休止。この公園のシンボルマーク、3本のメタセコイアが新緑を装って天空に向かって伸びていた。ここで、ウォークメイト参加回数、12回ごとの達成表彰と「一日の水分の適正摂取量」と題してウォーキング教室が開かれた。これから暑い時期を迎えるにあたって、心すべき事柄だった。
次は今日の景観70景の二つ目、大庭遊水地。ここは50年位に一度といわれるような豪雨によって流れる雨水を一時的に蓄え、下流の氾濫を防ぐ水瓶のようなもので、普通はスポーツ広場などに活用されている。その一角に水を湛える湿地があり、背丈を超える葦など水生植物が繁り、中に架けられた木道を通ると別世界の感じがする。これが、なかなかの景観である。そこを歩くことになったが、周りの葦の類は冬を超えてきた枯葉だった。続いて、引地川親水公園。引地川沿いの桜並木は、すでに花を落とし、葉は新緑に包まれ、雨後ということもあって、しっとり感を漂わせたトンネルは、今日一番の景観だったような気がする。

長い葉桜のトンネルを過ぎて鷹匠橋を渡って、今日最後の景観70景の地、「熊野権現と市杵島神社」へ向かう。社殿は目立たないが、創建は鎌倉期に遡る古社のようである。境内を横切って、大庭城址公園の裾を抜け、大庭裏門公園側から今日のゴール、湘南大庭市民センターに到着した。12時3分だった。最後まで雨に降られることはなかった。(大牟田 宏)