ウォークメイト(ふじさわ歩友会) 藤沢市後援
沢とその周辺の景観70景
善行の景観めぐり
2017
10月31日

天気:曇とき晴   参加者:127名  距離:予定10q  
コース:

善行公園→聖心の布教姉妹会藤沢修道院(70景・善行−2)→聖園子供の家→石名坂(最終処分場跡)広場→聖心の布教姉妹会本部修道院→湘南藤沢地方卸売市場(70景・その他−10)→大庭大橋→引地川親水公園(昼食・表彰・ウォーキング教室)→聖ヶ谷→善行団地中央広場→善行のザル菊(70景・善行−1)→善行駅
 


今日の集合場所・善行公園 聖心の布教姉妹会藤沢修道院の聖堂
聖心の布教姉妹会の構内 聖園子供の家
子供の家の構内  石名坂(最終処分場跡)広場
聖心の布教姉妹会本部修道院へ入るところ 本部修道院の聖堂
(特別の許可を得て別の日に撮影したもの)
梵鐘と鐘楼
(特別の許可を得て別の日に撮影したもの)
和様の門
(特別の許可を得て別の日に撮影したもの)
築地塀(別名:信長塀)
(特別の許可を得て別の日に撮影したもの)
聖心の布教姉妹会本部修道院から出るところ
湘南藤沢地方卸売市場(内側) 湘南藤沢地方卸売市場(外側)
大庭大橋を下る 引地川沿いの堤防道を遡上
昼食場所・親水公園は近い 親水公園の一角
親水公園で完歩回数120回目の賞を受ける
ウォーカー
親水公園で「言葉の体操“パタカラ”」を
斉唱する参加者
親水公園の堤防の桜並木の中を午後の
ウォーク開始
路傍の柿は渋柿か
聖ヶ谷 色づいた善行団地のケヤキ並木

善行のザル菊(1)
善行のザル菊(2)
善行は坂のある街、多い街 今日のゴール・善行駅

写真提供 : 大牟田


 台風22号が去って、西高東低の気圧配置となり、日本海側に寒気を伴ったすじ状の雲が現れ、昨日は「木枯らし1号」が吹いたといわれ、いよいよ冬到来となった。今日は善行の70景のうち、残り3景と権現の森を訪ねることになっていた。ところが開催直前になって聖心(みこころ)の布教姉妹会本部修道院が探訪できることになり、むずかしいと云われていた所だっただけに期待に胸が膨らんだ。

 何時もと同様、出発前の行事を終え、今日の集合場所・善行公園を10時16分にスタート。程なくして聖心の布教姉妹会の敷地にはいる。最初に訪ねるのが「聖心の布教姉妹会藤沢修道院の聖堂(みどう)」(70景・善行−2)である。聖心の布教姉妹会は貧しい人々への奉仕を目的とするため、敷地内では学校や子供の家の運営に当たっている。修道院は修道女が厳しい戒律のもと聖堂での礼拝を中心に修行と奉仕の共同生活を営むところで、その手前に十字架をかかげた聖堂が佇んでいた。そこを引き返し、きれいに整備された園内をとおり、「聖園(みその)子供の家」の中庭を抜け、子供の家がある台地を下り、花の木側の門から敷地を後にした。

 小田急線と白旗川を越えて、今度は反対側の本藤沢の台地へ石名坂温水プールの脇から登り返す。途中にある石名坂最終処分場跡に出来た広場で一息いれて、話題の聖心の布教姉妹会本部修道院へ向かう。

 ここ本部修道院は、つい最近まで道路に面した鉄の門はいつも閉まったままで、門の内側には針葉樹の並木があって、その奥に瓦葺の和風の門が見え、その内側は窺い知ることができない異境の趣があった。ところが昨今、鉄の門は開かれ、針葉樹の並木は伐採され、雰囲気が変わっていた。近寄ってみると瓦葺の和様の門とその両側には「信長塀」といわれる築地塀が続いている。敷地の奥まったところにある聖堂は奈良法隆寺にある夢殿に似せた宝形造り八角円堂、また門を入った左手には鐘楼があって梵鐘を吊っていて、ここがこの修道院の特徴的なところである。これだけ和様のものが揃うと、かつては寺院であった跡を引き継いで修道院に改装したのではと思いたくなるが、これは修道に励む日本人の修道女のために日本文化を大切にしたいという初代の司教の考えによって造られたものであると説明を受けた。よく見ると八角円堂の聖堂の屋根には夢殿の宝珠に代えて十字架が乗っており、鐘楼の梵鐘の吊り手の上にも十字架が乗っているし、鐘楼の瓦にも十字架が刻まれていた。形は和を真似ても、心はキリスト教であるということか。聖堂では回りを一周してシスターから窓越しに内部を説明していただいた。丁寧な対応が印象的だった。参加者の中から、「藤沢の住人になって長いが、ここを眺められたのは初めて」という声が聞かれた。全く同感である。

 本部修道院を後に、荏原製作所の工場が広がる台地を西へ進むと台地の縁に「湘南藤沢地方卸売市場」(景観70景・その他−10)の建物・施設が目に入ってくる。卸売市場といえば、卸売業者を対象とする市場の筈であるが、一般客にも来場してほしいということから、毎週土曜日に朝市を開き、地産地消を呼びかけ、一般客向けにも窓を開けているようである。ほとんど立ち止まることなく、中を通り抜け、市場の脇に架かる大庭大橋を下り、下りきったところからヘヤピンカーブして今下った大橋の橋桁下を戻り、千石田を横切り、引地川に沿って遡上し、引地川親水公園へと向かった。

 親水公園で昼食。食後、ウォークメイト参加回数の表彰があり、参加回数120回の受賞者が誕生した。このウォークは年12回の開催であるから10年目の快挙となる。簡単に出来る記録ではない。表彰のあと、今日、配ったパンフレットを手に、藤沢市の健康増進課が提唱する「ことばの体操“パタカラ”で機能アップと若返り」の秋バージョン「もみじ」をみんなで歌った。今までにない出来事のようで、一寸したことながら、雰囲気がやわらいで見えた。

 午後、引地川沿いの桜並木の堤防から歩き始める。花も葉もない桜並木ながら、どこか風情があった。聖ヶ谷を登ると善行団地が目の前に見えてきた。「権現の森」(景観70景・善行−3)は少しコースから外れ、距離がかさむことから、遠目に眺めながら割愛して、善行団地へ向かった。団地の街路樹のケヤキもすっかり色づいて素晴らしい。その先に、「善行のザル菊」(景観70景・善行−1)が。花芽が付かない部分があるなど咲き具合に今いちの感があったが、まずまずか。25日の例会「新磯のザル菊」が雨で見ることができなかったので、まずまずながら眺めることができて良かった。

 ここ唐沢の台地からいったん下り、また反対側へ登り返し、今日のゴール、善行駅へ。13時16分だった。一体、今日は何回坂を登り下りしたことか。「善行は坂のある街、多い街」。これも善行の景観の要素となっているが、老骨にはきつい。本当に、お疲れさまでした。
(大牟田 宏)