特別例会 バスウオーク
久能山東照宮とイチゴ狩り
2019
4月10日(水)

天気:雨 参加者:97名 
コース: 藤沢駅南口8時15分出発→県央道→東名高速→東名清水IC→日本平(駐車)
→東照宮参拝→車内昼食→久能山下横山農園(イチゴ狩り)→清水IC
→新東名高速→県央道→藤沢駅(17時前到着)

 足柄SA付近の降雪 雪がちらつく足柄SA
ロープウエイ乗車待ち ゴンドラから絶景を望む 
雨のなか楼門へ 2号車の皆さん
拝殿  神廟(家康公のお墓所)
廟所参道 極彩色の建物・社殿
諸侯奉納の石灯籠  家康公御手形
日本平デジタルタワーと「展望回廊」 おいしいねえ!
こんなに大きいよ イチゴ狩に夢中
葉の裏に沢山 ジャム用イチゴの仕分け
帰路途中の買い物 藤沢に到着、お土産のイチゴ

写真提供 藤井
 前日より天気予報では、雨であった。しかも、温度が低い。真冬の服装が良いと言われていた。バス2台の参加者は冬の姿である。しきりに雨降るなかバスは8時15分に出発した。係員の挨拶から今日の行程の説明を受け、にぎやかな車内は明るかった。静岡に向かってバスは高速道を走る。足柄SAに近づく頃、雨はミゾレになり、雪に変わった。みるみる沿道は白くなる。山間部は雪になると予報どおりであった。

 バスは小降りになった日本平に到着。われわれの2台のバスは駐車場に入った。ここまで来る間には雄大な富士山が見えたはずである。残念。目の前の高台には電波塔が高くそびえている。そこは「日本平夢テラス」があり、眼下に駿河湾や、伊豆半島、美しい富士山が眺められる。しかもそこで昼食のはずであったが、予定を変更して、久能山東照宮へ行く。バスから降りると小走りでロープウェイ乗り場へ向かった。おや!ロープウェイは下にさがっている。久能山東照宮のほうが、標高が低いのだ。お姫様をイメージした金色のゴンドラに乗り、窓からは雨のしずくと新緑の谷間を望む。

 ゴンドラを下り、雨に濡れた石畳を進む、その石一つ一つに長い年月がうかがわれるすり減りがある。石段の段が割合と高く、足を大きく開いて上る。傘を差したまま楼門をくぐる。我がグループの色とりどりの傘が境内をうめる。その先の石段を利用しグループの集合写真を撮った。その後、参拝に石段を登る。権現造(ごんげんづくり)・総漆塗(そううるしぬり)・極彩色(ごくさいしき)の社殿は国宝であり、周りの諸建造物も重要文化財である。また、この久能山全域が国の史跡に指定されている。私は本殿に、また裏手にある神廟まで行き参拝を済ませ、降りしきる雨の中再びゴンドラにて、日本平まで戻った

 雨が降らなければ、久能山から下って、イチゴ狩をする農園まで約10km未満のウォーキングをするはずであった。戻った車内で昼食をとり、バスはゆっくりと日本平を後にして農園にむかった。横山農園の看板脇にバスは止り、降りるとすぐにプラスチックケースとコンデンスミルクを渡され温室に案内された。温室は細長く片側に久能石垣いちごの葉が奥まで連なっている。ケースを片手に葉をよけ真っ赤な大きなイチゴを取り、口に入れる。甘い。「甘い」「大きいヨ」。「おいしい」、「甘〜い」喜びの声が飛んでいた。売店ではお土産にイチゴを買い求める人で一杯であった。

 帰路、斜面に温室のビニールハウスが縞模様に連なりイチゴ農園が続く「ストロベリーロード」をバスは走る。14時前であった。途中二箇所のSAで休憩を取り、藤沢駅の北口に到着したのは17時前であった。バスから降りてくる人達はイチゴのお土産を持ち満足気である。しっとりした駅前の雑踏に消えていった。
(藤井 誠)