ゆっくりウォーク
広がる台地から富士を眺めて
2020年
1月13日
(祝・月)

天気:晴れ  参加者:419人  距離:10q 
コース: 地蔵原の水辺→蚕霊供養塔→横根稲荷神社→富士塚跡→中川地区センター
→五霊社→中丸家長屋門→憩いのまほろば→神明社→緑園須郷台公園
→四季の径→緑園都市駅
水辺の逆景色 蚕霊供養塔
うっすらと富士山 広がる台地から
横根稲荷神社と馬頭観世音塔 ネギの香りが漂うネギ畑
中川地区センターで小休止 五霊社
中丸家長屋門 1班が通る長屋門
憩いのまほろば 阿久和川沿いをゆく
長い階段を上る 緑園神明谷公園を出発
四季の径に入る 日差しをあびて
冬の四季の径 ゆるいくだり坂
もうすぐ駅だ 続いて2班
ゴールにて

写真提供 藤井

 1月の晴れた朝である。地蔵原の水辺の水たまりには氷は張っていない。今年は暖冬なのか。川面には水鳥が泳ぎ、枯れた葦の間を飛び回る小鳥、一段高い桜並木の下で受付が始まった。色とりどりのウエアーでウォーカーが集まってきた。30分間の受付で地蔵原の水辺の河原は人でいっぱいになった。

 9時45分にスタートした。桜並木のすぐ脇から住宅地に入り、大通りに出る手前に最初の見所、農家の経済を支えた蚕の蚕供養塔が神明社の裾にあったのだが、皆素通りしてゆく。横浜市登録文化財である。
 しばらく住宅のなかの道を行くとやがて畑が広がり建物の遮りがなく畑の丘陵地帯である。丹沢山塊が黒ずんであらわれた。富士山が見えるか探しながら歩くとうっすらと右手に見えた。今日の一番の見所であるが、晴れてはいるものの富士山はかすんで見えている。写真を撮ったがはっきりとは写らない。なだらかな坂の途中に横根稲荷神社があり参拝、小休止した。敷地内には「馬頭観世音塔」、「横根感念井戸」がある。

 さらに和泉町の丘陵地帯を進むと、畑ではネギの収穫風景にであった。畑のそばを歩いているとネギの香りが漂い、作業は続いていた。この丘陵地帯から一気に下ると、弥生台駅前通りに出てきた。中川地区センターにて1班、3班のトイレ休憩になった。2班はさらに進んで中丸家長屋門まで行き、そこのトイレを使うという。その途中、相鉄線のガード手前に五霊社があるのだが、見上げる石段の上に鳥居がそびえ、家族ずれがゆっくりと登っていた。我々は前を通り過ぎてゆく。長屋門に到着し橋を渡った先のトイレがたちまち列ができた。トイレそばには「憩いのまほろば」と呼ばれる東屋、ベンチ、憩いの広場として整備されている。

 1班が長屋門の前を通り過ぎてゆく。そのあと2班が続き、阿久和川沿いに歩き、新神明橋からそれて神明社に向い、住宅街の中から上り階段があらわれた。手すりにつかまり登り切ったところが緑園神明谷公園であった。小休止、列を整え、さらに住宅の中通りを行き緑園須郷台公園の脇から最後の見所「四季の径」に入った。歩行者専用道路である。全体に四季を彩る樹木を植え、敷石の舗装道で駅に向かってなだらかに下がってゆく。この下はトンネルであったのか、相鉄線の線路と緑園都市駅の駅舎が見える。駅の手前でゴールとなり、12時を過ぎていたので、駅前の一角でお弁当を広げている姿が陽に当たり暖かった。
(藤井 誠)