新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止された例会のコースを、
チーフリーダーが一人歩きしました。 その時の様子を報告します。
沢山の写真も載せましたので、参加されたつもりでお楽しみください。


「中井町」例会一人歩き
  春の厳島湿生公園と
   こゆるぎの丘
2020年
4月7日
(火)

天気:晴れ  距離:18km  参加者:自分一人             
コース:  秦野駅→おおがみ公園→立野緑地→遠藤原→厳島湿生公園→中井中央公園(昼食)→こゆるぎの丘→震生湖→秦野駅         地図は[こちら]
地図上1 立野緑地への入口 2 立野緑地内
3 立野緑地の散策路 4 満開!歓声が聞こえてきそうだ
5 ムラサキハナナ 6 里山の小径
7 上原橋からの眺めも良し 8 野の花を愛でる
9 新緑の小径 10 果てしなく麦畑
11 日枝神社裏の木漏れ日 12 時折見せる富士山
13 畑の隅で 14 案内板を右手に
15 遠藤原のみち 16 ドッグランの施設
17 正面富士山に向かって歩く 18 右手、大根の花
19 空高く大地の香り 20 葛川の平和な里山だ
21 厳島湿生公園のシラサギ 22 厳島神社(弁天さま)
23 神社と湿生公園 24 里山のみちを気持ち良く下る
25 旧トンネルを抜けると? 26 中井中央公園
27 里やま直売所((毎週土・日曜日開く) 28 公園でパターゴルフを楽しむ人
29 こゆるぎの丘からの中央公園 30 「海の風」の東屋からの眺望
31 「天」という顔の石像 32 満緑の丘
33 木蓮とこゆるぎの丘休憩所 34 境コミュニティーセンター
35 コース途中の須賀神社 36 右の道を進む
37 梅林の脇、「震生湖」へ 38 「震生湖」


41 秦野の街並み
39 「震生湖」
40 秦野・大山山塊大パノラマ
42 秦野南小学校のソメイヨシノ


写真提供 藤井

 一人秦野駅に降り立った。新型コロナウィルス感染拡大防止策によりウォーキング大会は中止となっている。近くで弁当を買い込み、9時過ぎにスタートした。20分ほどで立野緑地に到着し「秦野南が丘」と銀のポールが立っている入口より入る。ここは小高く、秦野の町の北側が一望出来、大山を中止に丹沢山塊が連なっている。小径を進むと傾斜地の森の中へ入ってきた。芽吹いたばかりの木々がみずみずしい。ふと足下にはスミレが咲き、右手に山吹の黄色が鮮やかであった。森を抜けスポーツ広場の桜並木へ来ると桜は満開であり、華やかさが増し、女性達の歓声が聞こえてきそうだ。今は、自分一人花を眺めていた。

 東名高速道路の脇道を上り高速道路を渡る「上原橋」を渡り、井ノ口丘陵地帯に入る。新緑の林を抜け麦畑が広がる大地に胸を大きく広げた。時折見せる樹木の淡い緑と日の光、畑にはネギ坊主、林の向こうに富士山が顔を出した。平塚市の遠藤原のみちに進み七国峠の石塔を見つける。右手に富士山が見えてきたが薄曇りでかすんでいる。ドッグランの施設まできて直角に右に曲がり、富士山に向かって畑の道を下る。遠くに農夫が腰をかがめて作業をしている。正に春の大空と広い大地を体いっぱいに感じ、かすかに土と花の香りがする。

 やがて丘陵地帯から下ってくると葛川にでた。そこは厳島湿生公園である。桜の花が満開に迎えてくれた。県下でも希な湧き水公園である。「弁天さま」と地域の人達に親しまれている厳島神社を中心に木道が巡り、中井町の町の鳥しらさぎが一羽獲物を狙っていた。木道をゆっくりと進むと水辺になにか動くものを感じた。

 厳島湿生公園を後にして、次は中井中央公園である。秦野二宮バイパスの「中井電話局前」信号を渡り、「テルモ」の前を行く。歩道はなく、くねった山道を下ると県道77号線にぶつかる。左に曲がり古いトンネルを抜け、「中井中学校入口」の信号を右に渡って坂道を登ると「中井中央公園」に着く。公園の入口には石版に町の花 ききょう、 町の鳥 シラサギ、町の木 きんもくせい と刻まれていた。この公園は中井町のほぼ中央に位置し、子供から大人まで楽しめる丘陵地帯利用した広い公園である。ここで昼食とした。

 公園の桜を後にして一番高いところからこゆるぎの丘コースに入る。少し進むと茶畑が広がり、向かい側に「海の風」看板がある。道より一段高い野っぱらに東屋がありここからの眺望が良い。相模湾も見える。反対側は富士山が見えるはずであるが、もう見えない。向い側になにかある。近づいてみると顔のオブジェと「天」という説明文がある。また、しばらく進み「満緑の丘」の標識がある。見渡す限り豊かな高ニ天高い空が続く気持良い丘陵のコースである。たまに農家の軽トラが過ぎ去ると、あたりは静かに風の音とさえずる鳥の声だけである。

 気持ち良い風を受けながら、東名高速道を渡ると町民の境コミュニティーセンターが有り、左に折れ、右斜め坂道を下ると宗玄寺と須賀神社が左手に見える。しばらく進むと「震生湖」の表示板を目にして坂道を上り、みかん畑の脇から梅林へと下ってゆくと、緑色の水面が見えてきた。木々の間を抜けコンクリの細い橋を渡ると駐車所に出た。トイレもあるので一呼吸入れる。遠くに糸をたれている釣り人がいた。
 
 「震生湖」から急坂を登り切ったら、丹沢山塊が180度広がり秦野の町が一望出来る。まるで空を飛んでいるようだ。大パノラマだ。ここから秦野の駅までもうすぐだ。急坂を下りるのに、目の前の素晴らしい景観を眺めながらの歩行は、浮き立つ気持ちを抑え、足下に注意して進む。「はだの桜みち」62号線を渡り、白笹稲荷の赤い鳥居を右手に見て、その先右に向かうと秦野南小学校がある。校庭の真ん中に大きな桜の木が2本ある。この桜の木は「かながわ名木100選」に選ばれていて、丁度満開の時であった。足を止め柵越しにしばらく眺めていた。校庭では児童が走り回っている。駅までは12〜3分で着く。駅到着は14時20分であった。
 
 天気も良く、季節も良く、快適なコースであり、疲れはなく帰路についた。
 (記:藤井 誠)