自由歩行 


渋沢丘陵地帯と頭高山
(ずっこうやま)
2021年
11月18日

(木

天気:晴れ  参加者:131名  距離:@10km A14km      担当:阪本
コース
おおがみ公園→白笹稲荷神社→震生湖入口→栃窪会館→八国見山・渋沢駅分岐
@ →渋沢中学校入口→県道708号線→渋沢駅
A →頭山入口→八重桜の里(休憩所)→頭山往復→エコ村
  →県道708号線→渋沢駅


受付はおおがみ公園、受付前から行列 自由歩行だから、受付次第出発
道祖神や庚申塔が出迎えてくれる 白笹稲荷前を通過
これから渋沢丘陵目指して100m程の登りが待っている ジグザグに登り、稜線を目指す
稜線に出ると、秦野盆地と丹沢の山並みが見える 震生湖公園入口を通過
将に里の秋 震生湖バス停を過ぎると、右の山道に入る
この里山で堀ったと言う自然薯を購入1300円 神奈川県の花、「ヤマユリ」を育てている
向山配水池前を通過 里山の縁の渕を縫うように行く
栃窪会館前がチェックポイントだ 緩やかな登りが続くと、宇主山幡龍王様の祠がある
幡龍王と称す「地神」で、秦野一帯を守護する神 渋沢駅方面へのショートコース分岐
 
 ベンチのある展望台、丹沢の山並みが良く見える 「八重桜の里」東屋とトイレがある。休憩に最適
 
頭高山チェックポイントに到着  帰路は頭高山から一気に林道を下り、町に向かう 
 
「千村生き物の里」  田圃に水を入れて、蛙、トンボ、沢蟹等自然のままに生きられる場を作るという
千村は古い集落だ、集落の外れに庚申塔、道祖神が残されている

写真提供  池内

 久し振りに藤沢を脱出して、今日の例会は秦野に位置する渋沢丘陵のウオークとなった。
暦は立冬であるが、地球温暖化の影響で温かい。本来なら紅葉の最中であるが、木々の梢は緑が多かった。
 出発は秦野駅前「おおがみ公園」。渋沢丘陵の東から西の外れまで、秦野の脊梁地帯を丹沢、富士山を見ながら漫歩しようと云う、欲張った計画となっている。その稜線の西外れに「頭高山」(303m)がある。
秦野駅が標高95mであるから、200m程の登高となる。受付で頂いた地図と道標を頼りに出発。
 本来なら今泉湧水をゆっくり巡りながら歩くのであるが、今日は池に寄らず直進する。今泉神社前を左折、南小学校を回り込んで「白笹稲荷神社」前の大鳥居に出る。稲荷の創建は不詳であるが、1774年(安永三年)新たに伏見稲荷を祀り再建したと云う。関東三大稲荷のひとつ、また食を守るお稲荷さんでもある。
 ここから稜線まで丘陵のへりを回り込むように、100m程の登りとなるからゆっくり歩こう。
稜線に出ると道は緩やかになり展望が開けてくる、眼下に秦野盆地、その先に丹沢の山脈が素敵。ゆっくり丹沢の景観を楽しみながら歩いてゆきたい。
 震生湖前のバス停際から右の山道に入る、今回は震生湖に寄りません。農家の入口で自然薯を売っていた。天然物は粘りが良いから旨い、1300円で購入する。
向山配水場前を通り、緩やかに下りながら浅間台に向かう。この辺りも素晴らしいビューポイントだ、一休みするのも良いね。
 栃窪集落の会館前でチェックを受けたら長い上り坂にかかる。途中栃窪神社に向かう分岐点に「右富士みち、左小田原みち」と彫られた道標がある、私たちは富士みちを歩いている事になる。赤い鳥居が目に入ってきた。「宇主山の幡龍王様」であると、傍らの案内板に書かれている。幡龍王と称する地神で、秦野一帯を守護しているのだ、と説明にある。私も5円奉納して道中守護を祈願した。
 やがて10kmコースと14kmコースの分岐点に出る。10kmコースはここから一気に山道を下り、県道708号線を通り、20分程で渋沢駅前の「曲松いちょう公園」に到着する、ここがゴールです。
14kmコースはそのまま直進、峠配水場前を通り、見晴らしの良い峠道を緩やかに登る。展望台で一呼吸入れよう、ベンチもあるから汗を拭いたい。
 ゆるやかに尾根の上下を繰り返すと、頭高山への取りつきの手前に「八重桜の里休憩所」がある。荷物を置いて頂上往復してこよう。先ずは左回りに山頂を目指す。木枕の階段がきついが、程なく山頂に着く。頂上にはチェックポイントが設定されているから、ショートカットが出来ません。
 頭高山の名の由来は、どこから見ても人の頭の姿に見える事から名付けられたと云う。雑木に囲まれて見晴らしが良くないが、東屋があるから、お弁当を広げるには格好の場所となっている。
 帰路は、登ってきた道に戻らず西へ下る。頭高山一周コースに出て道なりに下れば、八重桜の里休憩所前に戻って来る。
 往きに通った白山神社分岐から左に折れて、下山にかかる。途中千村集落にある「千村生き物の里」前を通る。里山の田圃に水を入れて蛙、トンボ、ホタル、小魚等生き物が、自然に任せてのびのび育つように、保護していると言う。
 堂坂集落で県道708号線に出会うから、県道を左折して15分程歩けば、ゴールの「曲松いちょう公園」に到着する。渋沢駅はすぐだ。
 (池内 淑皓)                                     



プラス10
 ショートコース最終歩き隊写真

おおがみ公園の受付風景 丘陵へ上る途中から見える秦野市街と大山・丹沢
丘陵から富士山の姿も 農作業夫婦の向こうに丹沢表尾根


見事なパンパスグラスがお出迎え
歩きやすい丘陵コース
コース脇には皇帝ダリヤも 後ろにアンカーが迫る


ゴールの曲松いちょう公園
コース上の長い上り

写真提供  田所