朝から風雨が強いと、前夜の天気予報で放送されていたのでどんなことになるかと、心配していた。スタッフ集合地の小田急・片瀬江ノ島駅から片瀬東浜に移動して受付時間になっても何とか曇り空が続いてくれて少し安心していた。しかし受付開始の9:30になっても参加するウォーカーが少なく、皆さんは前夜のうちに「不参加」と決められたのかなと思った。
検温の手伝いをしてウォーカーを待っていたが手持ちぶさたになっていた。この時間、江の島もどんよりの片瀬東浜から腰越海岸にかけて、多くの男子生徒が膝を折って砂浜に何かを探しているような風景が続くので、生徒の一人に声をかけて何をしているのかと訊いた。マイクロプラスチックを拾い集めていろいろ調査するという。しっかりした応答なので地元の高校生かと思ったら、世田谷区の駒場東邦中学校一年生!と聞いて驚いた。70年前、中学一年生の私たちの時代はプラスチックといえばベークライトしか無かった。プラスチックという言葉さえ知らなかったはずだ。隔世の感
甚だしい!
結局ウォーカーの参加は22名(スタッフを除く)で、ほぼ2班に分かれて出発した。いまウォークメイトは自由歩行ではなく、小グループの班に分かれて歩いている。ホームページレポートの担当なので、参加者の中ほどからスタートしようと思っていたが、後の班からも10分余り遅れて出発する事になった。腰越から江ノ電沿いに出て、小動(こゆるぎ)神社、義経ゆかりの萬福寺を進む。江ノ電「鎌倉高校前」駅でも前方にウォーカーが見えないので、江ノ電に乗ることにした。七里ガ浜・稲村ケ崎を乗り越して極楽寺で下車、少し待つと1班の皆さん11人が元気にやってきた。「さすが健脚のスタッフ!」とか言われた。
江ノ電「極楽寺」駅は「関東の駅百選」に選ばれている。2年ほど前にリニューアルされて、駅舎の外側にきれいなトイレが出来て観光客には有難い。私たちもここでトイレ休憩をさせて頂いた。1班が出る頃に小雨がぱらつき始めた。皆さんは雨具をつけ雲行きを見ながら出発した。
1班が出てすぐ2班が6名でやってきた。途中リタイアした人がおられたらしい。こちらはトイレ休憩をして出発する頃には雨はあがっていた。鎌倉のせまい道を進み力持屋の角を曲がると御霊神社の参道で正面に鳥居が見える。鳥居の直ぐ前を江ノ電が通過していく。御霊神社に参拝して記念写真を撮った。皇帝ダリアがここでも満開だ!
長谷寺の青い屋根をみて大仏の高徳院前で折り返し、細い路地を進んでいるうち、また小雨になった。長谷の町で小学生の団体にぶち当たった。こちらは団体でなく数人で良かった。御成通りに出た。グルメとかファッションとかの店が多いが、小町通よりは歩きやすいか。鎌倉駅西口に11:30に着いた。ご苦労様でした。晴れていれば気持ちの良いコースだからまた歩きたいですね。
(川澄 武雄)
|