雲一つない抜けるような良い天気、上空の寒気で日本海側・東北地方・北海道から雪の便り、この秋一番の寒さとか。円行公園には既に何十人かの人が並んで待っていた。
受付開始時間の9時頃には列も相当長くなり、消毒、検温を行って受付開始、次々と受付の済んだウォーカーが地図を片手に出発し公園を後にした。

9：15頃私もウォーカーの間に入って出発した。公園から西へ西へと富士の方向に自分のペースで進んでいく。北警察署付近に来ると、左右のイチョウ並木の黄葉が始まり、朝日をいっぱいに受けて青い空に映えていた。いすゞ自動車の工場を回り込むように北西方向にに進み菖蒲沢団地を経由して用田バイパスを横断し皇子大神に10：20頃到着。神社前ではCPスタンプを押印してもらい、鳥居をくぐって長い参道の奥にある本殿に参拝する。ここ葛原は桓武天皇の第三皇子の葛原（カツラハラ）親王が御所を構えた所、皇子大神の祭神は葛原親王・須佐之男命である。

神社を出て、くずはら里山広場から工業団地の建築物の間を縫うように通り過ぎ、畑地を通って少年の森へ入って行く。バーベキュー場、アスレチック、遊び場には子供たちの賑やかな声と姿があった。土曜日でファミリーで来訪し子供たちは元気に楽しそうに遊んでいた。管理棟前でCPがあり参加者はスタッフからスタンプを押してもらい芝生広場へ。広場には3本のメタセコイヤが紅葉し空高く聳えていた。少年の森出口からスタッフの誘導に従って森のさんぽみちに入って行くと、森から抜けて急に視界が開け大山から箱根連山の矢倉岳、金時山、明神ケ岳、明星ケ岳、神山、二子山まではっきりと見渡せた。その向こうに富士の姿が、生憎上空の寒気と強い北風のせいで頂上付近は南になびく雲に隠れていた。このあとは慶応大学に続く広い道路に出て、真っすぐゴールへ。紅葉したメタセコイヤ並木が見えてくると間もなく慶応大学手前の打越公園にゴール（11：30頃）。IVVを受け取った参加者は、すぐ近くの慶応大学のバスターミナルに消えて行った。

朝早い時間は寒かったが、晴天の陽を浴びて歩いていると、うっすら汗をかくような気持ち良いウォーキングであった。
（阪本 茂義）