今回のウォークメイトは村岡新駅予定地から大船フラワーセンターへ歩く。藤沢市役所近くの若尾山公園が集合場所。9:30から受付を開始して、受付後順次小グループでスタートした。1班が20人ほどでスタートしたので、その後ろについた。
境川を渡って少し下ると弥勒寺の市街である。村岡地区の北部はほぼ住宅街だが、東海道線に近い南部の弥勒寺の町は工場や住宅街が混在している。村岡公民館の前に出た。建物は築50年以上経過しているから相当に古く見える。県道312号の下を潜ると、すぐに弥勒寺の山門である。弥勒寺は日蓮宗の寺で、鎌倉時代の創建である。さらにJR東海道線の線路沿いを進むと、跨線橋の手前に広がる新村岡公民館建設予定地に出た。案内板を見ると、来年令和5年5月に着工して2年ほどで完成する予定である。
陽ざしが強くなって暑くなってきたが、時おり吹く風に助けられた。大船方面に少し進むと村岡新駅建設予定地が、ここも草地で広がっている。建設地は線路向こうの鎌倉市深沢地区にも跨るわけだからさすがに広い。ミズノテニスプラザの手前なので、藤沢―大船間の中間というよりかなり藤沢寄りだ。完成は10年ほど後だが藤沢市と鎌倉市がまちづくりに協力して、住みよい街になりそうだ。1日の駅利用者は65000人ほどと予想されている。辻堂に住むものとしては、東京側に新駅ができるのは、少しストレスを感じるが10年後ならもうこの世にいないか・・。ストレスを感じるために頑張って生きてみるか。
新駅建設予定地のそばに広大な「湘南アイパーク(湘南ヘルスイノベーションパーク)」がある。
湘南アイパークは2018年4月、武田薬品工業株式会社が湘南研究所を開放することにより設立
した企業発のサイエンスパーク。製薬企業だけでなく次世代医療やAI、行政など産官学が結集してヘルスイノベーションを加速しようとする場を目指している。この研究所の竣工は2011年だが竣工間もなく、私たちはウォークメイトで見学させて頂いた。村岡新駅を核としたまちづくりに、湘南アイパークは一翼を担うはずである。アイパーク前で2班を待ち、後についた。
アイパークの長いフェンスに沿って歩く。フェンス際は環境を意識した低木などが植えられていて気持ちが良い。東海道線の車窓から見てもすっきりしている。茶色の長いフェンスの先を左折し、耕地公園やマンション群を通りすぎると、大船フラワーセンターの正面入口に出る。ここがゴールでIVVを渡す。暑いウォークになって皆さまご苦労様でした。ゴール後はフラワーセンターに入る人も多く見られた。
県立大船フラワーセンターは昭和37(1962)年の設立で今年が60周年らしい。入園すると正面にきれいな花々で60周年を飾っている。園内のバラ園では多くの花がまだ元気で美しかった。案内によるとバラシーズンにはフェスタが催されていて、バラのアレンジメントやフラワーコンサート、バラのガイドツアーなど楽しいメニューが催されている。温室の蘭やブーゲンビリヤ、睡蓮などの花々も鮮やかだった。
(川澄 武雄)
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