コロナ禍で中止が続いた「ふじさわ市民ウォーク」が3年振りで開催された。
朝からお天気も良く、夏日になりそうな気配。スタート会場の奥田公園では、準備に追われるスタッフ達の額も汗ばんでいる。
本日は「ねんりんピックコース16km」「ふじさわ歩くプロジェクトコース12km」「スポーツ都市宣言コース6km」の3コースの内16kmコースにチャレンジしよう。
8時半から受付開始だが、早くから多くの参加者が並んでおり、犬を連れたご夫婦やお子さんも一緒のご家族、そしてFWA会員の姿も見られる。横断幕をくぐり抜け、いよいよ16kmと12kmコースはスタート。
藤沢市は2021年10月1日に「スポーツ都市宣言」を行い、その記念碑が市役所分庁舎前に設置された。先ずは、記念碑を見るために市役所前へ向かう。案内役の指示に従って、初めて記念碑を見学できた。このような機会がなければ、記念碑について知らないままだっただろう。次に、JR東海道線沿いを歩き、引地川のサイクリングロードへ入る。海へ向かって、ウエットスーツを着たまま自転車をこぐサーファーや軽快に走るランナー達と行き交い、皆さんスポーツを楽しんでいる様子が窺える。
引地川親水公園では、多くの人達がそれぞれ輪になって会話を楽しんでいる。近くに野球練習場があるため、ユニフォームを着たリトルリーグの子供たちの姿も見られる。
新石川橋が折り返し地点で、ここからが善行の坂を上ったり下ったり。顔見知りのFWA会員さんが信号の立哨をお手伝いしており、ご協力に深く感謝。そして、善行駅傍のリニューアルした県立スポーツセンターでチェックポイント。各グラウンドでは陸上や球技が行われており、拍手やボールを打つ音が聞こえ、なんだかこちらも楽しくなる。このコースの名前でもある「ねんりんピック」(高齢者を中心とするスポーツ、文化、健康と福祉の総合的な祭典)のゲートボールとソフトバレーボールが、今年11月にこの会場で開催されるそうだ。
県立スポーツセンターを出て、みその台の坂を下り、藤沢橋で「スポーツ都市宣言コース6km」と合流。ゼッケンをつけたウォーカーの姿が増えて来た。市民会館周辺では、「ふじさわ産業フェスタ」が同時開催されており、人混みを抜けて秩父宮記念体育館横でゴール。
今回は、一般市民の方も多く参加され、「スポーツ都市」の目的でもあるように皆さんウォーキングを親しみ・楽しまれたようだ。コロナはまだ収まらないが、今日の青空のように心身共に五月晴れだった。
(田中 恭子)
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