本日のウォークは公園をつなぎ12kmを歩くコースである。地図を広げてみると8箇所の公園を結び、宇田川沿いを歩くと、まさかりが淵の清流が見られる。
湘南台公園には受付を待つウォーカーが列を作っていた。午前8:30より受付が始まり、スタートの準備ができた人から公園をでていく。仲間と一緒に、一人で地図を片手に思い思い歩き出す。相鉄と地下鉄の高架線が交わっている所から最近出来上がった今田遊水地が境川沿いに広がり、そのまま今飯橋をすすむと県立境川遊水地公園の下飯田遊水地、俣野遊水地と続く。ここの公園のシンボルはやはり「鷺舞橋」であり3つの遊水地の中心であり、吊り橋形式で鷺が翼を広げた姿を連想させる事から名付けられたとゆう。先を歩く人が橋を渡っている姿が見えた。
遊水地公園の廻りには田畑が広がり、斜面緑地に天王森泉公園がある。天王森泉館の脇から雑木林を横切る形で登り坂を抜け、高台の道路にでた。ここまで来ると今日の蒸し暑さから汗をかき、息を弾ませている人を見かける。続いて俣野公園に到着、広々とした樹木広場で一休みしている人、水分補給は大切だ。緑陰の中を進み、薬科大スタジアムのバックネット脇を回ると、この公園の正面に出てくる。花壇にはギガンジュームが咲き、その向い側には薬科大の正門と校舎がそびえ立っていた。
薬科大脇の坂道を下り、しばらくする戸塚西公園と刻まれた石柱と上り階段がある。高台の広場にはグランドが広がり中規模な公園である。広場ではゲートボールをする年配者が数人プレイをしていた。東屋で一休み、その横で中間チェックを受け、山道を下り、開けたところで水を飲む4人組に出合う。曇り空で湿度が高い日は熱中症にかかりやすい。適度な休憩と給水は必要である。再び鬱蒼とした古道を行くと三島神社があらわれ、会釈して階段を下りる。
宇田川沿いを歩いているとやがて草木が茂る道へと入って行く。茂みをかき分けて出てきたところに小さな滝が見えた。滝見台からはなかなかの音を立て、高フもみじが良い景観を作っている。しばらく、足を止め清涼感を味わう。まさかりが淵の伝説があり、宇田川を含む里山の傾斜地をうまく利用した市民の森で自然公園でもある。まさかりが淵を後にし、更に川沿いを行く。宇田川に架かる橋・川向橋を渡ると汲沢御所水公園(ぐみざわごしょみずこうえん)に入ってきた。
公園には子供がかけ回る位の広さの原っぱにシロツメクサが咲いている。柵越しに川に沿って宇田川遊水地が設けてあり、アシが繁っていた。このまま宇田川沿いに歩を進め、先を行く人の足は軽そうに見える。右手の土留めの上から藤色のナヨクサフジが固まって咲いていた。やがて宇田川とは別れ住宅地に入ってきた。葛野小学校の前を左に行く。今まで自然環境の中をウォークし、ゴール迄の道のりが長く感じた。途中、中田町第四公園がある。遊具がいくつかある街中公園を通り過ぎ、ゴールである小さな中田町第三公園に到着したのは11時前であった。後からゴールした人達は一休みし、近くの駅へと向かっていった。(藤井
誠)
|