朝から晴れ上がり、寒くもなく暑くもなくとても気持ち良いウォーキング日和に恵まれた。
相変わらず参加者の集まるのは早い、受付前には広い奥田公園に長蛇の列が連なった。
今日は珍しく若い女性のユーチューバーが取材に駆け付けた、大きな声でパホーマンスも豊かに動き回り取材していた。今日の様子をユーチューブにUPするらしい。
コロナ禍で中断していた各駅停車ウォークシリーズは2年ぶりの開催である。
チーフリーダーが工夫を凝らし、江ノ電全15駅にスタッフを配し、参加者通過の際、地図上の各駅のチェック欄に色違いのカラーペンでチェックマークを記入、ゴールするとカラフルなチェックマークで地図が埋まるという、遊び心をくすぐるウォークを楽しんでもらおうというものだ。
9時少し前に受付が始まり次々とウォーカーが公園を出ていく。後れを取ってはいけないとレポーター役の私も続いて公園を出発。最初の江ノ電藤沢駅に向かう、今日のウォークはコース地図はあるがどこを歩いても自由、江ノ電沿線の全15駅を巡って、チェックマークを記入してもらいゴールすればOKのフリーウォークである。
歩き始めて間もなくスタッフの誘導でODAKYU湘南GATE(旧小田急デパート)2階に上がって江ノ電の藤沢駅へ、駅入り口でスタッフから最初のチェックマークを記入してもらう。この後各駅を巡りゴールの鎌倉駅を目指す。
石上駅、柳小路駅、鵠沼駅まではほぼ一直線に海に向かう。ひたすら線路脇の道路を黙々と歩き、駅でスタッフからチェックマークの記入を受ける。鵠沼駅を過ぎると江ノ電は境川を渡り江ノ島駅に向かう、歩行者も境橋を渡って暫く江ノ電から離れ、境川土手を南下する。再び土手から住宅街に降り江ノ電沿線に出ると江ノ島駅の手前、住宅街の中にたたずむ湘南海岸公園駅が現れる、ひっそりと目立たない駅でこの駅を知る人は少ないであろう。若い頃、この近くのテニスコートで藤沢市のテニス教室に通ったことを思い出す。次の江ノ島駅付近に来ると人通りが多く賑やかである。龍口寺前に出ると、車道の真ん中を江ノ電が通る唯一の路面電車となる人気の場所、すぐ脇を走る江ノ電に注意しながら先に進む。腰越駅で道路は江ノ電と離れ真っすぐ海に向かう。
太平洋の広い海はヨットの浮かぶ海面が陽射しを反射しキラキラ光っていた。真っ青の海に真っ青の空の下で晴れ晴れとした気持ちになる。再び江ノ電と合流し七里ガ浜をまん前に望む人気の鎌倉高校前駅に到着。右に太平洋、左に江ノ電、晴れて穏やかで歩く足取りも軽くなる、こんな道が七里ヶ浜駅の先まで続く。海から分かれ山側に入って行く江ノ電に沿ってコースを進む。稲村ケ崎駅を越え、ウォーカーと会話しがら歩くうち極楽寺駅に到着。駅前にはトイレと休憩できるスペースがあり、皆さんと一緒に、しばしの休憩を取る。トイレ利用と給水で多くの方が休憩していた。
ここを越えると一挙に由比ヶ浜海岸に向かって下っていく。成就院、虚空蔵堂を通過し長谷地域に入る。長谷駅辺りから人も多くなり、スムースには進めない。
長谷観音前の交差点で右折し鎌倉中心街へ、右に左に曲がりながら由比ヶ浜駅、和田塚駅に向かう。和田塚駅手前右手に大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の幟があり、和田義盛とその一族の戦没地の碑(和田塚)の存在を知った。過去にも通っている道であるが気づかなかった。和田塚駅前のチェックポイントで写真を撮って先に進む。由比ヶ浜通りから賑やかな御成通りを通って鎌倉駅前にゴールした。時間は12時を回っていた。
ここまでの距離は12kmであるが、健脚なウォーカーは更にロングのゴールである奥田公園を目指し18kmを踏破したようだ。
(阪本茂義)
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