横須賀水道みちを藤沢地区内と鎌倉地区内に分けて2回行う企画である。最初に藤沢地区内を計画したが、コロナにより中止となり、今回「横須賀水道みちをたどる-2」の鎌倉地区を歩くこととなる。
朝から雨の予報があり、奥田公園にて受付を開始したときから雨が降り出した。1ミリ程度の雨であるが、やはり雨具が必要だ。たちまち参加者の雨具の色とりどりにそまった。公園を出ると境川沿いの桜並木、すでに紅葉の葉は落ち始めていた。雨に濡れてしっとりした空気を感じる。車で賑わう藤沢鎌倉線を川名信号で渡り柏尾川沿いの道に入る。舗装から外れて砂利道である。直に青色の水道管橋が見えてきた。上部の電線に一列のカワウだろうか雨を偲んでいるようだ。ここから、水道みちを歩くことになる。なるほど一直線に先まで見通せる。
水道管は500mmの鋳鉄管を使用しているとのこと、2015年には廃止されているが未だにこの道の下に埋められていると思うと広大な事業であった事がうかがえる。水道みちは一旦、「手広」信号を渡って、再び真っ直ぐな道を行き、湘南モノレールの下をくぐり、「深澤」から、藤沢鎌倉線に入った。途中、和菓子の「鎌倉紅屋」の店を見つけ、すでに買い物するウォーカーを見かけた。クルミッ子の味を思い出す。八雲神社前を更に進むと大仏隧道に入る。このトンネルの下にも水道管があるのか。トンネルを出ると真っ赤なもみじが頭の上になる。鎌倉大仏の仁王門を脇見して長谷の交差点にきた。このとき日が射し、青空が見えた。
「長谷観音前」の交差点を直角に曲がり、水道管はどのようになっているのか、どこか斜めに埋められているのか、「文学館入口」まで来て右折すると、また真っ直ぐな道になった。江ノ電の由比ヶ浜駅脇の踏切を電車が通る。道はそのまま「海岸橋」交差点まで進み、さらに直進して海岸橋を渡り「野畑細道」の私道を抜け右折する。左手に滑川を渡った水道管が埋められているはずの間地が有る。入ってはいけない看板が雑木で埋もれていた。真っ直ぐな道が続く。雨上がりの道はしっとりしていて、潤いがある、「水道路」の信号表示を見ると、今日の行程はここで終わり、鎌倉駅へと左折する。横須賀線踏切を渡り「大町四ツ角」手前、逆川に架かる橋「魚町橋(いをまちはし)」付近でIVVを配っていた。到着したのは11:00頃であったろうか、殆どの方が到着したようで、時折逆方向からやってくる方があった。途中道を間違ったらしい。雨も上がり明日は良い天気かな。
(藤井 誠)
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